前日の記事に引き続き、本日も音楽ブースト『主観による歌詞ぶっこ抜きムジク談義SP』で御座います。


この記事を書くに当り、自分の脳味噌のムジクスペースの裏の裏に大切に保管されている『歌詞、良かったんじゃね?』タグを打った付けられた曲達を、暫くナラナラと、ただ聴き続けに聴き続けたのです。二日間くらい、ひったりと。

そうして、一つの答えに行き着きました。私、ある一つの答えに行き着いたのです。

くるり』のVoは、あと20年も経てば井上陽水ポジションに居るに違いない、との答えに!行き着いたのです!!←何の問いに対する答えだよコレ。

スミマセン、本当は先ほど二回『ばらの花』を聴いた時に突発的に行き着いた答えです。わずか二分で行き着きました。←だーかーらー!

いやー、ばらの花は良い曲ですね。本当にね…ですから俺は!!

本日の記事は、何を隠そう『あらヤダ!?何この内容の無い歌詞!!SP』です!

てオオイちょっと待ちオマンちょっと待ちないキサンどういうつもりね(お、此処でまさかの宮崎訛り!)じゃがじゃがまこっちゃえれこっちゃー(そうして疾風の如く剥がれ落ちる宮崎メッキ)この流れだとばらの花が如何にも中身が無いみたいじゃないのさ!

からーの!!

『あらヤダ!?何この内容の無い歌詞!!SP』でぇーっす!ファッションファッション♪ファッションファッション♪(今日はいつにも増してクドいねー)

…あ、いや、マジでくるりのばらの花はスゲェ好きなので怒らないでください許してください笑
※歌詞
ばらの花、歌詞もホラ、良い感じですよね。
こういう"核心の輪郭をなぞる様にフワフワとした"感じの表現、スゲェ好きです。ですからホラ、君、ホラ、取り敢えずその拳を降ろし給え!話はソレからだ!

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本日のムジクは、皆大好き(ん?笑)『こっこちゃんとしげるくん』改め『SINGER SONGER』より、『初花凛々』の紹介です。この曲、本当に好きでしてね。

SINGER SONGER/初花凛々

※歌詞

聴く度に何処か泣きたくなる曲ってのは俺が生きてきた人生の中で本当に数えるほどしか出会えて無いのですが、この曲は間違いなく、そんな数少ない曲の一つなのです。

実はそういった聴く度に、転じて"ただ耳にするだけで"泣きたくなる様な曲ってのは、俺にとって歌詞の、少なくともその"意味"はあまり重要でなかったりするんですよ。
もう少し詳しく言うと、歌詞の"言葉として、文章としての意味"それのみでは響いてこない事が多いんですね。

これは以前…あー、確か本部長とだったと思うんですけど、

"歌詞が好き""歌詞が良い"ってのがそのまま"その曲が好き""その曲が良い"になるかっていうと、実は違うくね?その逆は往々にして有りだけれども…そうつまり、思うに歌詞の良し悪しって結局の所は『その曲(摩擦や軋轢を恐れず敢えて言うなら、その曲調、曲風)が好きか嫌いか』に超依存してて、そういった"曲調や曲風が好き"前提で初めて歌詞の良し悪しって流れが、世の、世俗いや少なくとも日本の一般的社会では当たり前、デフォルト、知らず知らず皆、殆どの人が"まず其処から"での『歌詞の良し悪し、語りましょう』なんじゃね?そうなるとさ、歌詞の良し悪しって何だろう?って結局は歌詞の良し悪しの話をしているんだけれども即ち曲の良し悪しの話でもあって、曲の総合力って言うかさ、例えばソレは、例えばソレは。あー。どんな洒落た服も着てるヤツが洒落てなけりゃゴミじゃん?に通ずると言うか、着てるヤツ在りきと言うか…どちらが上でどちらが下みたいな話でも無くて、寧ろ一括りの中でどちらが先か的な…まぁそういう感じやよね?

みたいな話をしまして笑、いやこれは今でも俺の"曲の歌詞"に対する考え方の一つの大きな基本となっている訳なんですが、つまり、俺にとっての泣ける曲ってのはまず『総合的な曲調、メロディ』が在って、そこから次に『何処か響いてくるフレーズ、歌詞』が在る…コレが絶対の前提条件となっているんです。

これまでの人生で歌詞から入って曲が好きになったと言う歌は、此処で少し考えたくらいでは一曲も思い付きません。
此処をご覧の大体の方もそうではないでしょうか?作詞作曲に携わっている方ならその限りでは無いのかも知れませんが。

…て、コレ、あれ?皆にとっては言葉にするまでも無くスゲェ当たり前の事を、ただ尤もらしくのたまってるだけ?言われるまでも無く?

そりゃ出しゃばりまして、大変失礼致しました笑

何故こんな話をこのタイミングでしているかと言えば、ひとえに"そういう見地から、今回紹介している『SINGER SONGER』の『初花凛々』は俺にとって前述したバランスが抜群であるのですよ。そして、それが故もあって泣けるのですよ。"という所に着地したいが為だったのですが、何か途中から良く分らなくなっちゃいましたねー笑

まぁでも、そういう意味では逆にね、今回のサブ記事のテーマの様に、まず歌詞在りきで曲を挙げていくのも新鮮で面白いなとは思いませんか?…いや、皆さんがどうであれ、俺は面白い!笑

さて。笑

そんな訳でシンガーソンガーの説明を軽くしておきますと、皆さんご存知『Cocco』とくるりの『岸田繁』を中心に結成されたバンドです。
この時、こっこは自身の音楽活動を休止しておりまして、当時よりこっこ好きを公言憚らなかった俺としては、まぁビックリしましたよ本当に。或る日ふと立ち寄ったタワーレコードの店内でね、こっことしか思えない歌声を耳にした時は本当にビックリしました笑

こっこの活動休止の理由については諸説ありましたが、兎に角その多くがネガティブにしか思えないものばかりでしたから、そのこっこがこの爽やかな曲を今(=当時)も歌えるんだという事実が、本当に嬉しかったんです。…まぁ、その爽やかな曲は今回紹介している初花凛々では無いんですけども!笑

そう、それは『SING A SONG 〜NO MUSIC,NO LIFE〜』というこっこにとってはセルフカバー曲と言っても差し支えないモノなのですが、それについては以前ムジクで紹介していますので、詳しくはそちらをご参照ください。大して詳しくも書いてませんが笑

そうして嬉しい驚きと共にシンガーソンガーの存在を、こっこの復活を知った俺は、勿論その後暫くして同バンドがアルバム盤をリリースした時にもいの一番で購入しました。
そのアルバム盤、名前を『ばらいろポップ』、トリを飾っていたのが今回紹介している『初花凛々』であったのです。

この曲、歌詞、大きいんですよね。大きい。
大らかで、包括的で…その"諦め"にそっくりな"受け入れる"という覚悟は、爽やかに、穏やかに、暖かく、そしてとても痛々しく凄惨な覚悟。生きていこう、という覚悟。

>まだらな記憶、棚に上げて
>無差別級に祈った
>暗い夜にも悲しい朝も
>世界の何処かで消えてく

>このまま

>吹いて吹かれて
>笑い、泣き、眠る
>届くかなぁ

だからこそ、『ハロー』と今日も言うのです。声高に、『ハロー!この世の中、ハロー!』と。
今日も明日も明後日も、声高に『ハロー』と言うのです。生きているから。時は流れているから。
泣いていようが、笑っていようが、『ハロー!おい世の中、ハロー!』と。

自分が思っているよりも、遥かに、遥かに遥かに遥かに地球は世界は雄大で、そしてそれはつまり、自分が思っているよりも、遥かに、遥かに遥かに遥かに自分の世界は矮小で、でも間違えてはいけないんです。

それこそが自分にとっての"世界のスベテ"。自分から見れば矮小でも雄大でもない、そう"全て"。
その決して解き放たれる事の無い"人、故の絶対則"という頚木の中、ただ死という終焉に向かい"今"は過去になり、未来は"今"となる。

だから、それなら、どちらか選べと言うのなら『ハロー』と言ってやる。それは凄惨で、でも高尚な、"生きていこう"という覚悟。にも感じて。
辛かった時を思い、幸せだった時を思い、そしていつか必ず訪れる、愛する人達が、自分が、世の中に拡散するその日を思い、俺は泣きそうになるのです。

『ハロー!』と一度言う度に、"その日"が一つ近づいてくる。
それでも『ハロー!』と世の中に言い続ける。
時間は前にしか進まないから、死に向かってしか進まないから。
死ぬまで生きる。生きよう。
死ぬまで『ハロー!』だ、おい世の中!『ハロー!』

その"覚悟"に、俺は泣きそうになるのです。

…だからアレなんですよね、この曲、こっこが歌ってなかったらコレほど響かなかったのかも知れません笑

良い歌だとは思ったんだろうけど、其処止まりだったかも。
こっこは不幸だったそうだから、なんて下らねぇ表面的な理由じゃなくね、微妙な声の響き、ざわめき、感情の揺れ、ぶれ。そういった部分での響く響かない、"こっこだったから"なんだと思います。

つまりね、こっこの事を一切知らないまま、ある日突然この曲と出会っていても、"こっこだったから"となっていたんじゃないかとすらね、思えるんです。

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それでは改めまして『あらヤダ!?何この内容の無い歌詞!!SP』、栄えあるトップバッターはこちら!

これは本当に名曲ですねぇ。"総合的には"凄く好きな曲なのです。
しかしながら、いざ歌詞だけ…となると…笑

籐兵衛ドンと農民たち/よろこびのうた

"あ"から"ん"まで、皆ベートーベン!!!…というわけでね、中身が無いどころか幾分ラリってすらいる訳ですが笑、まぁ歌ってる人から考えるとらしいっちゃらしいですよね。或る意味では、これこそが"無敵"と言うヤツです笑
この曲の歌詞を紹介するに当り特筆したいのは、

※歌詞(よろこびのうた"あ〜ね")
※歌詞(よろこびのうた"の〜ん")

お分かり頂けたでしょうか?つまりですね。"あ"から"ん"まで皆ベートーベンな訳ですけど、単純に"あ"のベートーベンかと言えばそうではなく、それぞれが、例えば"ま"だったら"魔"のベートーベンだったり、"へ"だったら"屁"のベートーベンだったり、歌からは伝わってこないですけど大体は概ね漢字が当てられたりしてるんですね。五十音の殆どにね。
しかし、こうやって歌詞を参照するにつけ、"ほ"のベートーベンなどは思い付かなかった感が酷い訳ですが、農民って言ってる位だし、それこそ"穂"のベートーベンとでも歌えばい良いのに!!的なね、

いや、

まぁね、どちらにしろね、お聴きの様にホラ…

中 身 は 全 く 無 い ん で す け ど ね !

男に生まれたからには、やはり登場した瞬間に『いよっ!ベートーベン!』『ベートーベンあっそれベートーベン!』と言われる人間になりたいものですよね。

では次。←散らかしっ放しか!

ほぶらきん/アメリカこけし

さて、とうとう登場ですよ。
俺の周りでは、古くから親交のある相棒こと笑う本部Tにしか需要が無いと専ら噂の『ほぶらきん』より、しんみりと聴かせてくれる和製弾き語りブルース『アメリこけし』…あー皆さん、会場へ物を投げないでください、会場へ物を投げないでください。

当然の事ながら、この曲の歌詞をアップしているサイトなども存在しないようなので笑、私こと亮、ただ今より以下へこの曲の歌詞をタイピングさせて頂きます。

アメリこけしは、ニーコニコー
※日本こけしも、ニーコニコー

※くりかえし

…アレですよね、内容が無いどころか、もうきっとコレ何でも良いんだと思います。
アメリこけしはニッコニコ』がね、例えばブラジルこけしだろうがイタリアこけしだろうが、多分ね、何こけしであろうがニッコニコなんですよ。何でも良いんですよコレ笑

良い事ですよね、皆ニッコニコ良い事ですよ皆ニッコニコ日本こけしもニッコニコおいコッチ見んな皆コッチ見んなニッコニコてめぇ何だこらニッコニコ。
これ何の罰ゲームだよ、この曲の歌詞に関してコレ以上どうやって広げろっつーんだよ!!!…てか、ニッコニコな日本こけしなんて俺、見た事ねぇよ。多分、お薬の力によってのみ見えるタイプのこけしだよソレ。

ま、ホント何でも良いんでしょうけどね。この人たちは笑

あ、一つだけ誤解の無い様に言っておきますが、
俺はね、この歌ね、

歌 詞 も 含 め て ス ゲ ェ 好 き で す 笑

そんな訳で、世の中にはこういうバンドも存在したんだよと言うアンダーグラウンドムジク覗き見体験コーナーでしたー!

では次。←さらに散らかしっ放しか!

…おうお前ら。これから本当の"病み"つまり"闇"を見せてやる。聴くのは勝手だけど後悔すんなよ。

大正九年/あんころもち食いてぇな

はい、というわけでね、この曲が、この曲こそが九ちゃんこと『大正九年』の誇るサイケ宅録ケミカルムジク代表作品(いや、まぁ個人的にそう思うだけですけど笑)『あんころもち食いてぇな』で御座います!
この曲も、勿論歌詞の参照出来るサイトなど存在致しませんのでね、私こと亮またしても拙いながら以下にタイプさせて頂きました!

※あんころもち、食いてぇな

※くりかえし

最高ですよね、このどうしようもない感じ笑
何せ、この歌を通じて伝えたい事は『あんころもちが食いてぇな』のみ…いや、寧ろもう他人に伝えたい事など何も無いのでしょう!その時、彼女はあんころもちが食いたかった、ただそれだけなのだ!

でも俺、思うんですけどね。九ちゃん多分、この歌を歌ってる時にあんころもちが食いたかったかって言ったら、これは断言してもいいんですけどね、

そ ん な 食 い た く も 無 か っ た と 思 う ん だ 。

いや絶対、だってあんころ餅ですよ?そんな食いたかったら、まず食うよね?まず食ってからの話じゃないですか!!食うよ、そりゃ食うよ食えるんだもの。まず食って、さぁレコるかってな感じで良いじゃない笑

でも食わずに歌にしてる、そう、歌ってるんですよ食わずに!ね?
だから多分、彼女はあんころ餅そんな食いたくもなかったけど何か面白くなってきたんだな、と言う風に俺は解釈をしています。

てか、何やの。この中身の無い記事はよ!何かもー書いててスッゲェあんころ餅食いたくなってきた笑