さぁさぁ、まだまだ続きますよ。
さらに引き続いて本日のテーマも音楽ブースト『主観による歌詞ぶっこ抜きムジク談義SP』で御座います。


というより、前日のあの記事では終われません流石に。
あんなね、端的に言うと『ベートーベンがコケシであんころ餅りました』で説明が済みそうな内容が無いよう記事でね、終われますかイヤ終われまいて!笑

つー訳でいよいよ本題、『言葉としての意味、響き』のみを"俺の主観"というフィルターを通した上での、『亮が好きな歌詞特集』です!!

ドロドロドロドロドロ…

ドドン!

チーン!!!シャーン!!!

…うん。←ドラムロールのタイミングが明らかにおかしかった。

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LOVE PSYCHEDELICO/LADY MADONNA〜憂鬱なるスパイダー〜

※歌詞

やっぱりいつ聴いても格好良いですね。
本日は『LOVE PSYCHEDELICO』より個人的には"抜群"なデビューシングル曲『LADY MADONNA〜憂鬱なるスパイダー〜』の紹介です。

アメリカの北部か南部かっつったら断然南部的なこの乾いた感じ、この埃っぽいブルース、久しぶりに聴いても全くブレを感じません。
無骨で、埃っぽくてくすんでるけど、ただド真っ直ぐに、純度だけは物凄く高くて。

ムジクには二曲目の登場となるサイケデリコですが、昨今の日本の"焼き直しをさらに焼き直す様な糞ッたれ保守的音楽が非常に一般受けしている"音楽シーンの中で、異常な程にギラッギラした個性を持った稀有なアーティストであると思います。

『こうでしょ。ね?こうなんだよ!』、そんな自信に溢れる迷い無い、しかして決して押し付けがましくは無い、そんな"マイウェイ"を誇らしく、高らかに歌う…真っ直ぐに一本、聴いてて気持ち良い程に一本、中心にしっかりとした筋の通っているアーティストだなって、個人的にはそう思うんですよね。その楽曲を耳にする度に。

そんな"俺大好き"サイケデリコな訳ですが、このタイミングでこの曲を紹介するのは単にサブ記事の方で『主観による歌詞ぶっこ抜きムジク談義SP』的なモノを展開してるからなんですよね。まぁ、今回はね笑
と言いますのも、リンクを貼らせて頂いている歌詞を参照しながら楽曲を併せて聴いて頂くと分かると思いますが、この曲の面白い所…いやこの曲に限らずサイケデリコの楽曲全般に言える事でもあるんですけどね…歌詞の"意味は兎も角、発音としての響き"が、そのものズバリ曲の"リズム"として物凄く"効いてる"んですよね。

意味としてはそれこそ"それっぽい"の域を出てなくて、正直そんな惹かれるモノでもないんですが(個人的には、ね?笑)、でも英語歌詞、日本語歌詞を"響き"としてね、そのリズムを"音"として捉えると、これがまた秀逸と言うか、この曲がこの曲たる上で絶対に外せないパートなんですよね。

言葉は、例えば俺達が日本人なら日本語としての意味を、アメリカ人なら英語としての意味を、それぞれ"受信側"に依存する形でその意味を持っている訳なのですが、それ以前にね、"音"なんです。それを鼓膜で捉えてね、脳味噌で判断してるんですよ。"音"をね、聴いてね、そして脳味噌でその意味を判断してる。

そもそもは『あ』なら『あ』、『A』なら『A』、そういった"空気の振動"なんですよ。

文章としての"意味"も勿論"歌詞"として大事な、意義としてのファクター…要素であると思うのですが、それに勝るとも劣らない要素としてね、言葉そのものの"音"としての、その意味云々以前のね、"響き"っていうのも、曲…歌においては物凄く大事だと思うんです。

だからこそね、サブ記事でやってるみたいに敢えてそういった"響き""リズム"をガン無視してね、その"意味"だけ抽出するってのが面白いって言うか、"或る一つの角度"としての視点と言う意味では凄く新鮮で、また自分自身にとってとても為にもなるんですよね。

そういったサブ記事に対する一つの対論として、この楽曲を紹介させて頂いた…という側面も、今回はある訳です。

端的に言うとですね、『歌詞の意味は薄いと言うか浅いと言うか、正直今にも空を飛びそうな程に軽い感じですけど、響きとしての歌詞は凄く秀逸じゃないですか?この曲!』みたいなね…勿論、凄く好き!からのー、ではあるのですけどね笑

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まぁアレですよね、多分コレ、テーマ的に本日分の記事じゃとても終われないと思うんです。何せこのテーマだと紹介したい曲が多過ぎる笑

幾つかにカテゴライズして紹介してみましょうか?
例えば、『ストレートに響いた歌詞』『何か良い空気感を持つ歌詞』『その歌詞のもつストーリーが兎に角秀逸』『全体的に好きって訳じゃないけどスゲェ良いフレーズのある歌詞』、みたいな感じで。うわ、面白いかも!笑

…しかし、此処までやっちゃうと本当に収拾がつかなる様な気もヒシヒシしますね笑

カテゴライズして挙げるかどうかは別として、そもそもがこの記事のテーマ自体記念企画なお祭りワッショイな訳ですし、適当にドンドンやっちゃいましょうか。需要の有る無しは別に笑

では、栄えある一曲目はこちら!

bump of chicken/グロリアスレボリューション
※歌詞

え?この曲はメグんちでも挙げてんじゃないかって?いや、仰る通りご尤も!しかしながら、少し俺の話しを聴いてもらいたい。
やはり、他所様においてグッダラグッダラと説明するのもアレではありましたが、それでも一度詳しく説明しておきたかったくらい本当にこの曲の歌詞は好きなんですよ。
ですから己のブログでグッダラグッダラと説明してやろうという試みなのです笑

何処が好きか、と問われれば兎に角、その歌詞が響いたという事に尽きるんですが、これね、要は俺が常に言ってる『幸せも不幸せも視点如何によって自分である程度コントロール出来るんだって、何故ならそれを感じる視点ってのは100%"主観"だから』という事なんですよ。

>震えているのかい?そいつは武者震いだろう

この件とか本当にその際たるモノでして、凄く好きなフレーズの一つなんですね。
要はそういう事なんですよ、人間の持つ強さって、そういう所なんだと思うんです。
空元気も元気なんです。ビビッてんじゃねぇ、ただの武者震いってヤツだよ。この強さ、分りますか?

そして、もう一つ、

>胸を張って誇れるモンが自分にどれだけあるのかって?
>名前と誕生日とキュートな指紋くらいあれば十分だろう
>そいつをさぁ精一杯の大口で耽美に語れば良い
>ステージライトなんてダイナモで充分だろう?

此処こそが、いや誤解を恐れずに敢えて言いますけど、種の存続という意味で家庭を守る役割を担っている男としてね、まず必要であり、そもそも備わっている筈の"強さ"だと思うんです。備わっている、"筈"なんです。
究極、自分が自分であれば、其処で100%じゃないさ。何かを守る為にしろ、何かに打ち勝つ為にしろ、戦い続けるのにこれ以上、何が必要なのよ?そんな"強さ"がですよね、備わっている"筈"なんですよ笑

女性としての強さ、男性としての強さ…その差異は勿論あって、男性の強さは此処にあると俺は思いたいのです。

細かい部分は何だって良いんです。デフォルトで胸張ってればね、それで充分戦えるんです。
プライド、建前、対面、そんなモンは実は有っても無くても、どっちだって良いんですよ。
自分は、果たして自分で在れているのか。自分という岩は一枚なのか!ね?そこが大事なんだと思うんです。

とても前向きになれる、本当に格好良い歌詞ですよね、ええ良い歌詞ですとも!

…しかし。

しかしですね、この程度"だけ"なら、この曲に勝らずとも劣らないモノがバンプ楽曲には幾らでも在るのです。
それだけ、バンプの歌詞…特にこの頃の曲の歌詞は本当に響くモノが多いのです。勿論、"個人的に"ね?笑

前段で俺がこの曲の歌詞に対して、例えばちょっとした"ポジティブシンキング"で空元気もあっと言う間に元気に!とか、自分が自分であればまずそれこそが"強さ"じゃないですか!とか、ってー思うよー?楽しいっていえばイイヨー?的な事を書いているじゃないですかローラさながらの愛おしい感じでネ!←いや、それはどうだろう?(多角的意味で)

でも、そんな上手くいかねぇよ上手くいってたら苦労してねぇよ俺もお前もよってね、読んでいるホラ、モニターの向こうの大きなお友達や、あと一部の利己主義豚も思う訳ですよね?思ったでしょ?え?思ってない!?

まぁ、それは想定外!どれくらい想定外かと言うと、

ハイジ『クララが立たなかった!クララが立たなかった!』

ぐらいの想定外!!ハイジ、こんな筈じゃなかった!ハイジこんな筈じゃなかったのに!!そんな想定外!!←まず、この流れが想定外だよ。

結論から言うと貴方方がどう思おうが俺にゃ関係ないんですけど笑、ただ少なくともですね、この曲の歌詞では最後に、

グロリアスレボリューション
>なんだコレ、俺にもついてるじゃねぇか偉く頑丈な自前の手錠がさ
グロリアスレボリューション
>参ったなコレ取れねぇしよ、鍵も多分、失くしちゃった
グロリアスレボリューション
>こういうケースもあるというリアリズム…そんな目でオレを見んな

といった風に、藤原さんがちょっと『ま、そうは言ってもそんな上手くいかねぇわな。上手くいってたら苦労してねぇわ俺もお前もよ』と、コレまでの曲の展開をシニカルに、一歩引いた感じに断じて、そして終わるんです。

…少し照れ隠しも入ってるのかな、と個人的には思うんですがね笑

こういう『"歌だから"という理由だけではどうしても無責任に歌い切れなかった感』をヒシヒシと感じるこの歌詞の不器用さ、いや敢えて言いますとその誠実な不恰好さこそにね、凄く惹かれる物を感じた訳で御座います。
前段で述べた理由からの、さらに此処な訳です笑

さて、一曲紹介した所で明らかに『しょっぱなから書き過ぎてしまった感』が物凄いのですが、この曲は特に好きだったからこそ、という事でして…えー、つまりですね、つまりですよ?

次の曲からは出来る限り省力化して書いていきたいと思います。
サラッと行きますよ!ねぇ、そこのオマエ!サラッと書きますよ書くんですよ!
いやサラッと書けコレは命令だ!サラッと書け分ったか其処のオマエいや俺!!!←俺のことか!!(史上稀に見る最底辺な自演)

続きまして、こちらが二曲目です。(最底辺な自演を放り投げた!!)

アリラン明電/キム・スーイルが唄う「私は宇宙のファンタジー」

ああ、まさかバンプやサイケデリコと並べてイ・パクサを紹介してしまう事になるとは…。歌詞に主眼を置いた今回のテーマの中で、まさかのアリラン!!
…ま、作詞は普通に土佐正道なんで安心の日本語ではあるんですけどね笑

コレはネタでも何でもなく、本当にこの曲の歌詞は何処か叙情的で、何とも"大人になって(社会に出て)初めて分かる良い雰囲気"全開なんです。
このタイミングで紹介する良さが充分過ぎるほどにある、俺にとっては大真面目に大好きな一曲で間違いありません笑

アリラン明電とは、先にチラッと名前を出した韓国ポンチャック界の雄"イ・パクサ"と、皆様ご存知『ぼく、サバチャン!』"明和電機"の日韓ハイブリッド・ユニットです。
この曲を歌っているキム・スイルという方は、普段はイ・パクサポンチャックを披露する際にキーボードパートを努める盲目の天才らしいんですがね。何でよ、何でそんな人が普通に歌ってんのよ日本語上手ぇし歌声も悪くねぇし笑

この辺りで歌詞をドドンと紹介出来れば良かったのですが、いやぁ、ネットで幾ら検索しても全く上がって無いんですよねコレが笑
いっそ全部タイピングしてやろうかとも思ったのですが、流石にしんどいですし、何よりちょっと何と言ってるのか不明瞭な部分があるので断念致しました笑

その代わりに、特に好きな部分、フレーズを幾つか抜粋して紹介したいと思います。

>朝帰りで見上げたソウルの空は
>続いていく君の元、誰かの歌声のトコ
>お金は要らない、踊りも疲れた
>何か楽しくて街路樹に話しかけてみる
>大丈夫って言うから、黙って帰る
>本当の事を言えば、誰かがきっと傷つく
>土産は要らない、便りも要らない
>どうか気をつけて、また何処かで擦れ違えばいいね
>何もかも全部話してる、冗談で、ちょっと照れ隠しで
>上向いたり、下向いたりって、何とかなるもんだろ?

>そいつが私のファンタジー
>やっぱり私のファンタジー
>そいつが私のファンタジー
>純情無欠(ムケチュ)のファンタジー

>アイラブ(?)スペースファンタジー
>アイアム(?)スペースファンタジー

…。

しもうた!こらめった、しょうめったちや!
全部タイピングしてしもうた!

酔いに任せて耳コピってしもうた!笑

いやでも、どうですかコレ、この歌詞。日本人独特の侘び寂び鬼盛り感っつーか、その辺がガチで響きます。響くのです笑

大人の男の"祭りの後"とでも言いましょうか。
久しぶりに会った親友とついつい深酒してしまい、夜半過ぎに別れを告げ、物凄く良い気分で、しかし何処か物悲しい気分で、『俺も、あいつも、何だかんだで此処まで歩いてきたなぁ』なんて変な達成感もあって…そんな夜、皆さんも経験ありませんか?
俺ね、大袈裟でなくそういうのが分かる人ってのが"大人"なんじゃねぇかなって思うんですよね。

さて、全体的にこの曲の歌詞が好きな理由は今挙げた通りなのですが、部分的にさらに追い討ちを掛けるとするならばですね、

>大丈夫って言うから、黙って帰る
>本当の事を言えば、誰かがきっと傷つく
>土産は要らない、便りも要らない
>どうか気をつけて、また何処かで擦れ違えばいいね

特にこの部分なんですよ。いや部分的とか言いながら今ね、軽く全歌詞の内の三分の一程をポンっと挙げてしまった訳ではありますが笑
この部分は本当に好きでしてね。個人的にはこの位がベストな人間付き合いっつーか、距離感なんですよ。
何をする訳でもない、ただ擦れ違っただけ、ただの一期一会。だけど、どうか気をつけて。

ただそれだけ"だからこそ"の"粋"な感じ、この位の距離感が、どうも表面的な付き合いのみを重要視しがちな現代だからこそ、とても良いんですよね。