☆平成22年8月31日

横浜駅を地下鉄乗り場へと急ぐ。

レッドだかブルーだかと言った、全く以て名付けたヤツは脳味噌がチゲ鍋みたいになってたんじゃないかってネーミングセンスの乗り場へと急ぐ。


窓の無い建物の中、突然襲われない様に周囲へと威圧オーラを散布しながら、チゲ鍋センス乗り場へと急ぐ。

途中で(非合法では無い方の)掃除屋のおばちゃんに道を尋ねながらチゲ鍋乗り場へ急ぐ。

…俺は一体、何に乗るつもりなんだ。

話の途中ですが、此処で、皆様に残念なお知らせがあります。

私こと亮、此処に来てとうとう持病である『写真撮るのメンドイメンドイ病』の発作が起きてしまい、これより南風に乗り込むまで一切画像がありません。

そんな訳ですので、今後暫くは文章のみの展開となります。
その展開が気に入らない!という其処の貴方、そう其処の貴方です。

貴方みたいなモンは一生『社会的に見るとまるで犬の糞みたいな出来事』にしか幸せを実感出来なくなります様にアメン。
どうせ野良犬の垂れた糞みてぇな存在なんだろうよ、テメェみてぇなモンはよ。

もとい。

それではそれでは、『画像が無くても大丈夫だニョ(尿)!ポニョ(尿)、ソースケ、好き!』みたいなちょっと頭の弱い人だけ、今後の展開をお楽しみ下さいませー。

そもそも、チゲ鍋みたいになった脳とは一体何なのか。一寸、考えてみた。
チゲ鍋より連想される物、それはまず色で言うと赤。そして辛く、何となく分かり易い味だ。単純な料理、でもある…でも、だからって、何?それが何なの?

…要は!!

要はそう言う脳味噌だってことを言いたかったんじゃないのかな!!亮はさ!!
そう言う事なんじゃないかなって言うか君らも推して知るべしなんじゃないのかな其処はさ!!!
読んでる方の責任ってヤツだと思うんだよ亮はさ!!!

アンタ一体何なのさ!!フンッ!!!!(此処でまさかの逆ギレ)

…みたいなね、そうです…まさにその通り。
こういう愚にもつかない意味の無い文章を重ねて、大して面白くもなかった横浜駅から新横浜駅への移動時のエピソードを水増し//

※アイキャッチ

気付けば其処はもう新横浜駅
俺の乗る新幹線の出発時間までは…大体二時間程。

ちょっと時間に余裕を持って移動し過ぎた感は否めないが、まぁコレから遅い昼飯を食う訳だし、その後にお土産…地獄のお土産購入タイムを迎えると考えれば、案外良い感じなのでは無いだろうか。
いや、良い感じである筈である。そうだ、そう決めた!

兎に角、何は無くともまずは腹ごしらえ&アルコール分の補給である。
亮の半分はアルコールで出来ておりますれば。
亮の約80%はアルコールで形成されておりますれば。

しかし本当に都会は良い。何が良いと言えば、この網の目の様に張り巡らされた鉄道、コレが良いのだ。

何せ、こうやって昼日中から飲み明かしても、車に乗れずに移動が出来る!最高では無いか!!
お前らが馬車馬の様に額に汗して働いている中、俺は呑んでいるのだよアハハ乾杯!!

駅の構内にて見つけた焼鳥屋で一人グラスを傾け続ける俺。ぼんじり、レバー、ねぎまと、個人的にまず間違いないオーダーを通し、ただ呑む。

呑む、そして呑む、さらに呑む。

To呑む。

From呑む。

ワッショイワッショイワッショイワッショ焼鳥オセェェェェェェェ!!!!!!

さてはオメェこれはアレか?もしかして締めてるのか今まさに此処で一つの命が奪われようとしているのか其処の厨房ではまさに断末魔がコケェェェェェェェコケェェェェェ的なアレなのかコレは、あ、美味しー(昼間から飲む酒はやっぱり美味かった)

店員『はい、お待たせしました〜』

焼酎ロック3杯程カンカンカーンと空けた所で、ようやく鳥の死体の串焼きが目の前に並び始める。
ふむ、苦しゅうない苦しゅうない頂きます!

つくね、ぼんじり、ねぎまとそれぞれ二本づつ計六本を大体10秒フラット(世界俺新)程で片づけ、そしてまたツマミが無くなり途方に暮れるバカが神奈川に一人。
仕方がないのでレバーが焼き上がるまで、また酒を頼む。

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Magical Power Mako/束縛の自由

今回のムジクは、奇才『マジカル・パワー・マコ』の楽曲より『束縛の自由』である。
因みに、この曲を歌っているのはこれまた奇才『灰野敬ニ』だ。

この人達について此処で説明するのは、甚だ無意味である様な気がしてならない。
なので、今回はアーティストの説明はしない。興味がある方は各自でwikiってくださいませ。色々と面白いよ笑

さて、この曲であるが、此処をご覧の皆さんはコレを聴いてどう思われるであろうか。
この曲はマコの1stアルバム盤である『MAGICAL POWER』に収録されている。

2011年現在においても一周回ってさらに上に突き抜けた様な先端具合にも拘らず、発表された年は1974年。
異形なのである、この曲は。余りにも剥き出し過ぎて生半可では直視すら出来ない程の、異形な全裸のオッサン。

例えば股間にぶら下がった超デカいチンコの、その亀頭部分が亀頭の代わりに右手になってて、その股間の右手が物凄い勢いで『握り拳の中指と人差し指の間に親指をねじ込んだオメコシンボル』のままギンッギンにガン勃ちしているような、そんな異形な全裸のオッサン。
目は六つぐらいあったりして歯とか殆ど無くて、あとハゲ。でも目つきとかスゲェ鋭くて『何十人も殺しました』みたいな表情を常々に浮かべてる。そんな、何処となく"目線"に一本筋が通ってる異形な全裸のオッサン。

そいつが、『出来るだけその異形のオッサンを見ない様にして避けながら道行く人々』を指差しながら『俺からすればオマエラこそが異形なんだよ!』と叫び吼え猛っているような、俺にとってはそんな風に思えて仕方がない曲なのである。

世の中の、その全てにおいて、『異形で有るか無いか』転じて『主流で有るか無いか』は、ただの数の大小でしか無いのだ。
それは万事"裏と表"で、決して切り離しては存在できないモノの、要は裏が有るから表が有り、裏から見れば裏こそ表、裏から見れば表こそ裏なのである。
数が多い方が、ただ数が多いと言うだけで表とされる、そんな『社会的評価』という束縛を受け入れるのも自由、受け入れないのも自由。

ただ、お前らから異形とされるオッサンからすれば、お前らこそが異形なのだと!
そもそも、異形だとか普遍だとかその様なモノに一体何の意味が有るのだと!

世の中に存在するありとあらゆるモノは、客観的に見れば裏でも無し表でも無し、裏でも有り表でも有り、ただ在る為に在るだけでしかないのだと!

貴方は、本当に"生きて"ますか?
本当に、"存在して"いますか?

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焼酎をグビリグビリと呑みながら、煙草の煙をプカリプカリと燻らせながら、まったりとレバーが焼き上がるのを待つ俺。
平日の三時過ぎ、はっきり言って堅気が酒を呑む様な時間では無い。

そういう事もあってか、店には俺以外に客は一人も居ない。店員も何となく居心地が悪そうである。
俺としては、騒がしくなくてとても居心地が良い訳だが…ただ、"机を拭く体で""割り箸を補充する体で"此方をチラチラと伺うウェイトレス等の視線がちょっと鬱陶しいといえば、まぁ鬱陶しいか。

『お待たせしました。』

暫くして、眼前に運ばれてきた鳥レバー二本。
やはり、"焼鳥屋にて、どうしても食べないといけない串ランキング"の俺的暫定一位はコレ、レバーなのである。
この串の美味い店って言うのは、まぁ世間的評価とかは知ったこっちゃないけど、少なくとも俺的には="抜群の安定感"を持つ店といっても過言では無い訳で。
因みに、二位はぼんじり、三位はつくねとせせりと皮。というか、寧ろもうコレだけで良いよね笑

さて、俺にとって、数ある『鳥の死体の串焼き』の中でもそれだけ重要な位置づけであるレバー串であるが、此処の安定感は如何かな?

…(パクリモグモグ)

臭っ!…血、生臭っ!!!

神奈川くんだりまで来て、一日呑まず食わずのまま三時過ぎに入ったこの鳥の死体の串焼き屋さん、巨大なプリンの上にピラミッド建てちゃった的な安定感と認定〜!ドンドンドン

…ああ、ババ引いた。もう俺の心は一気に柳煤竹色である。
高知って、ホント食い物が美味いんだなぁ。