★放浪虫(2011・神奈川)・目次

※二日目その7

2011年、9月28日。

さらに奥へと歩を進めてゆくと、お、見えてきた!


江ノ島シーキャンドル!
そう、江ノ島へと入る時より見えていた、あの建物である。

シーキャンドルという名前の通り、江ノ島を灯す灯台なのだそうだ。

そんな訳で今までそんな目的らしい目的も無く歩いていたのだが(いよっ出ました!無計画バカ一代!って本当のバカじゃねぇかソレ…)、一転シーキャンドルを目的として先へと進んでみる。

途中、遠くに見える湘南の町なんぞを挟みつつ、

シーキャンドルも含まれている有料観光施設『江ノ島サムエルコッキング苑』へと足を踏み入れる俺達。
ここはそもそも、明治時代にアイルランド人貿易商のサムエル・コッキングが植物園を開いていたとされる場所らしく、シーキャンドル建造中にその遺構が発見された事により、観光施設として運営される運びとなったそうだ。
因みに、手前に見える建物は、wiki様によると中国伝統建築様式の四阿(あずまや)騁碧亭(ていへきてい)という建造物らしい。サムエルとは何の関係も無さそうである笑

そして、とうとうシーキャンドルの真下に到着。この辺では良く、俺の好きそうなアーティストたちがライブしてたりするらしい。
ぬぬぬ…江ノ島なんぞは桂浜沖を航行中に岩礁にでも座礁してそのまま高知の名所になってしまえば良いのに!(まず江ノ島は海を航行したりしない)

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サブ記事である旅行記が滞っているので、メイン記事である此方は巻いて巻いてと行きますぞ!そう、つまりコレこそ本末転倒、ありゃりゃ、ホンマツテントウ虫

違ぇし!そんな訳で本日のムジクはホンマツテントウ虫ではなく此方!笑

Tariki Echo/ブッダサウンドPV

『Tariki Echo(タリキエコー)』とは、島根県の住職と埼玉県の住職の二人からなる念仏ダブユニットである。南無じゃそら、いやいや何じゃそら笑(そんなのは、要らない)
どうにも一般の人たちの日常からは遠くかけ離れた"お経"というものを、何とかもう少し取っ付き易く出来ないものだろうかという想いから立ち上げられた坊主の立場よりのプロジェクトが『ブッダサウンド』らしい。サワディサワディ(サワディ何も関係ねぇし)

此処では曲名はブッダサウンドプローモーションビデオとしているが、本来の曲名はアルバム盤『BUDDHA SOUND』の二曲目としてクレジットされている『正信念仏偈六首引より 念仏・和讃二首』である。

俺は常々、『音を楽しむ、其が即ち音楽!生活音であろうが水の流れる音であろうが楽しめれば、それは音楽だ!』と持論を展開している。
お経もまた例外ではなく、竹林寺音楽祭での読経とディジュリドゥのセッションを聴いた際などは、もう本当に宇宙と一体化し過ぎて戻って来れなくなりそうなほどの高揚感を覚えた。ああ、これぞ音楽!これこそが音楽だ!と、まぁ甚だ大袈裟な話ではあるが笑

其処に来て、このブッダサウンドである。
ホラやっぱりお経ってそもそもこんなにメロディアスなんじゃん!と、初めて聞いた時には変に興奮したことを今でも覚えている笑
ダブサウンドとしても普通に良く、なおかつ聴いてて何処か心が落ち着いてくるような感じを覚えるのは、やはり歌詞がお経であるからだろう。

こういった"真摯に面白い"音楽プロジェクトがもっとドンドン世の中に出てきたら、もっと日本の音楽シーンも楽しくなるんだろうにね。

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さぁ、水が上から下へと流れますようにバカは下から上へと高い所へ、高い所へ、そうしてFly high!って飛んじゃダメぇぇぇッ!(黙れ)

エレベーターにて展望スペースに上ると、そこは360度ガラス張りのパノラマビュー、江ノ島から湘南を一望に見下ろせる展望灯台の名前に全く恥じない景観であった。

…それにしても中々に、高いなコレは。落ちたら死ぬな笑(死なないでか)

しかし、それだけの高さもあって、またそもそもが風光明媚な景観も手伝って、夕景や夜景はとんでもない雰囲気になりそうだな。
それこそ、こんな所で夜景でも見ながら告白でもしてみたいもんだ…などと心にも無いことを思ってみたり笑(何だバカヤロウこっち見んな)

『あ、お兄よ、あれ…』

展望スペースにて景色を一頻り眺めた後、妹が外に出るための扉を見つける。
歩いて下に降りられる…のか?
確か二階だか三階だかにもう少し寛げそうな展望スペースがあったが、其処に降りられるのだろうか。


好奇心に駆られ、外に出てみる…と、風が物凄い。帽子が吹き飛びそうだ笑
しかも足元が丸見えなのだが…コレは、コレは!コレは高い!!

非 常 に 怖 い !! 笑

階段は螺旋状になっていて、勿論手摺もちゃんと付いている。
しかしながら、手摺がどうとかではなく、

ま っ こ と 怖 い !! 笑

…二階分ほどは生まれたての子牛みたいな足取りで何とか降りてみたものの、結局は元来た道を戻った上でエレベーターより一階へと降りましたとさ笑