★放浪虫(2011・神奈川)・目次

※一日目その2

2011年、9月27日。
昼前、羽田空港に到着。まずはスマホの電源をオンにする。
何せ今回もまた、隊長さんが迎えに来てくれるのだ!

もう毎回毎回、本当に有難う御座います笑
と言う訳でスマホ、スイッチョン!

…(メール問い合わせボタン連打)


来てる!!※着信音

案の定メール来とるでぇ。さぁ、どちら側の入り口に車を停めとるのですかな?当方、乗リ込ミノ準備アリ!! キッ ※カメラ目線

隊長メール『すみません、そっち方面への道がかなりの渋滞で到着するのが何時頃になるのか見当もつかない状態です。』

…ふなっぷ!!

エマージェンシー!

エマージェンシー!!

ふ な っ ぷ ッ !! キリッ ※カメラ目線

そんな訳で、隊長さんと2、3通メールにて打ち合わせた結果、『間を取って品川駅に集合』という事になった。
品川駅か、思えば初めて関東に訪れた時も、品川駅より東京の地に降り立ったものだった…。※参照

しかし、この俺こと旅行巧者(玄人はよ)亮、あの頃から言えば一枚も二枚もズル剥けておりますれば、羽田より品川への移動なんて花の子ルンルンッ!(お茶の子サイサイのお姉さん、という嘘)

早速スマホにて乗り換え検索を行ってみた所、乗り換え無しで行ける直通線が在るみたいだ。
よし、それ乗っとこ!とばかりに搭乗口へと急ぐ。案内所の姐さんに案内して貰いつつ、切符を買って列車に乗り込む。

平成17年の時に比べると、驚くほどの要領の良さだ!!←と、三十路回ったオッサンが吼えております。

暫く後、何とか天神とかオオイヌノフグリとかそういった類の駅を二、三通過し、とうとう品川駅に到着した俺。

早速、隊長さんへメールを送る。

隊長メール『こちらも到着しておりますので、合流しましょう!何口にいらっしゃいますか?』

…ん?

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Spookey Ruben/These days are old

本日『旅記事ムジク』として満を持して紹介させて頂くのは、『These days are old』である。
曲の節々から漂う不思議な浮遊感といおうか、何処か酩酊しているようにすら聴こえるそのキャッチーなメロディを世に奏で紡いだのは、カナダの音楽家Spookey Ruben』。

尤も、此処をご覧の大方の皆さんは『誰が歌っている何という曲』以前に、"ただ一BGMとして"のみ認識しているのかもしれない。
そう、何故ならこの曲は所ジョージの番組『一億人の大質問!?笑ってコラえて!』内の一コーナー『日本列島ダーツの旅』のテーマソングでもあるのだ。

このコーナーは所さんが日本地図にダーツを投げ、刺さった土地に番組スタッフを派遣して地域との交流を図る"田舎旅バラエティ"だが、そのコーナーの性質から考えても、この何とも頼りなくフラフラとした…しかし何処となく微笑ましさを感じる愛嬌たっぷりなこの曲は、中々にベストチョイスだと思える。

そして、そのイメージをそのまま、この"神奈川〜他数県〜ぶらり旅"に流用してやろうという、この俺のあざとさ笑

この曲は前述した当番組にて初めて耳にした時から一目惚れならぬ"一聴惚れ"で、あれから随分と時を経た今でも、やはり良い。
聴く度に独特の高揚感を楽しめる。まさしく、コレこそ"ぶらり旅"には最適なBGMだと思うのだ。

最後に、まず曲から入った俺はそれから随分と後にこのPVを観る事になり、あまりのサイケデリック…ならぬチンケデリックなその雰囲気に視聴してる間中もうずっとニヤニヤしどうしであったことを、此処に記しておく笑

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…しまった、まただ!
平成17年の時と同じく、またもや此処が何処か分らない!!←オイ、巧者オイ。

何も考えずに改札を出てしまい、イマイチ何口とか分らないまま(分らないというより、ただ駅構内の標識を読み上げているだけなので隊長さんに上手く伝える事が出来ない笑)、気付いたら駅の外にいた。

隊長テル『あ、○○口ですね!分りました。少々お待ちください!』←またも大らかな人に迎えに来てもらう、これぞ品川déjà-vu

言われた通り、大人しく待つ。
眼前にある駅のエスカレーターでは沢山の人が降りたり昇ったり。降りたり昇ったり。

昇ったり降りたり、降りたり昇っ…

隊長さんらしきシルエット『…サッ(静かにこちらに向けて右手を上げる)』
そうしてエスカレーターよりゆっくりと下界へ降り立つ隊長総統閣下(とっ散らかし過ぎや)。貫禄は充分、である。※楽曲は、その時のイメージです

俺を出迎えに一度構内まで入って来ていてくれたらしい。
にも関わらず、この俺ってヤツぁ…あ、ご、ご無沙汰しておりました!!

(…てか、実はこの辺は記憶がはっきりとしない。この時にエスカレーターを降りたのは俺だった様な気も笑)

隊長さんと固い握手を交わし、無事の再会を喜ぶ。
そして、同時に『また関東にやって来たのだ』という実感が俺の胸をゆっくりと満たしていた。