※ここは糞映画執筆予定地でした。2


前日分がちょっと長くなり過ぎましたんで、二つに分けます笑
というわけで、引き続きまして俺がこれまで生きてきた人生の中で糞だと思える映画をもう幾つか紹介していきたいと思います。

まぁでもアレなんですよ、結局は似た様なベクトルの映画ばっかりなんですよね。
だから、あんまり突拍子もない様な物は登場しませんのでね、そんなに期待はしないで下さいな笑

さぁ、『ヴァン・ヘルシング』に続いて"最後まで観るには観たけど観るんじゃ無かったこんなの"映画二つ目は、コチラ!

リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い』

ハイ出ました、本当に似た様な方向性の映画で申し訳ないのですが笑、2003年に公開された映画です。
コレは原作がアメコミなんですけど、どうも内容は全くの別物と言っても良い程に違うみたいです。

あらすじは、うーん。まぁ良いや、一応紹介しておきましょうか笑

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リーグ・オブ・レジェンド』あらすじ

1899年、ロンドン。英国銀行が世界征服を企む鉄仮面のリーダー“ファントム”率いる謎の軍団に襲撃された。一味は金品には手をつけず、古い海上都市の設計図面だけを盗んでいった。危機感を感じた英国政府は世界大戦の勃発を防ぐため、冒険家アラン・クォーターメインに対抗チームの招集を依頼。かくして、クォーターメインのもとにトム・ソーヤー、透明人間ロドニー・スキナー、ジキル&ハイド、ネモ船長、不死身の男ドリアン・グレイ、ヴァンパイアのミナ・ハーカーという強者たちが集い、7人の超人同盟“ザ・リーグ”が結成される。

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はい、もう面倒臭かったのでヤフー先生の紹介ページより引用させて頂きました。
もうね、コレ観ただけでも凄くないですか?彦麻呂居たら絶対言いますよね、何とかの宝石箱やーて笑

割とこういうの好きなもんで、この映画も結構期待していたんですけども、何ていうかですね、コレは違いました。
観てて腹が立つ程、違っていたのです笑

何が違うのか…といいますと、ちょっと順を追って説明していきましょう。

この粗筋を見れば分かります通り、欧州を舞台とした(または欧州の作家の)様々な有名小説を"同じ時間軸の中で存在していた"と設定した上で、その作品群の中の主役級を集め"悪に対抗するヒーロー集団"として登場させています。

俺はですね、アメコミってヤツが結構好きでしてね。
や、まぁそんなに数は読んだ事も無いですし、正直、全く浅い知識しか持っていませんけども笑

何が好きかって言うと、まず画風です。
あの陰影を深く付けた絵柄の渋さは本当に堪りません。尤も、作画者ごとに好き嫌いは勿論ありますが。

…しかしね、画風については今回の話の場合は全く関係有りませんので笑、サラっと流してもう一つの好きな理由をば。
画風以外でね、アメコミの何が好きかと問われれば、それは登場人物やストーリー展開の持つ"人間臭さ"…です。

まぁ向こうの人間の感性とコチラ側の感性はまた違うモノなので、俺らから言う"人間臭さ"とイコールとするとなるとね、語弊が生じもするんですが、兎に角、勧善懲悪な世界では全くもって無いんですよね。
というより、悪とか善とかって部分の見せ方が複雑なんですよ。

両側の視点から、そして時には第三者(中立、という意味では無い)からの視点も交えて、様々な角度から一つの物語を描いてたりするんです。そこがね、好きなんですよね笑

こちらの一般的な漫画にありがちな"固定視点からの二極化"が為されて無いので、要は『俺の事を貴様は悪と言うが、俺から見れば貴様こそが悪だ』みたいな状況を、実際に双方の視点から至極客観的に描いているモノが多いんです。

さて、コレがこの映画の糞で有る理由とどう関係が在るのか…なんですけども、つまりですね、こういう"アメコミの見せ方"前提で生きてくる設定なんだと思うんですよ。この映画は。

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ボクと魔王OST/Higher Breath

本日はゲーム音楽より一曲、紹介致します。
このゲームを知ってる人は多分、此処を観てる人には居らっしゃらないんだろうと思われますが、そこは敢えて、いや"だからこそ"笑

PS2が発売されてから一年後くらいに発売された『ボクと魔王』というRPGより、EDクレジット時に流れる『Higher Breath』という曲です。

PSの時なんかもそうなんですけど、こういう新プラットホーム市場が出来たてホヤホヤな頃って兎に角ね、珍妙な(褒め言葉です笑)ゲームがポコポコッて発表されるモノでしてね、これがまた荒削りだけど意外とイイんですよね。
ゲームとして、というのは元より、音楽が意外と侮れないんです。何ていうか、非常に面白い笑

まぁ、俺としてはこの動画でも表示されているこのアートワークが好きで手を出したゲームなんですけどね、音楽的にもストーリー的にも、割と楽しめた様に記憶しております。

それこそストーリーは俺の数あるゲーム遍歴の中でも割と上位の方にランクインする程のモノで、機会が有ればもう一度プレイしたいと思っています。割と大きなどんでん返しのあるストーリーでして、中盤からクライマックスに掛けてはかなり入り込めました。
ただ、今もう一度プレイする機会が有ったとしても、多分システム的に途中で飽きるだろうなぁ笑

さて、肝心な音楽についてですが、今回の曲を聴いても分かる様にゲーム全体を通して"エレクトロトライバル"な臭いを随所に感じます。
今でこそこういう曲調のゲーム音楽が増えてきましたが、当時…特にPSからPS2へと移り変わったばかりの当時はですね、やはりハードの能力的にそこまでのものが作れなかったというのもあるのか、クラシック調のモノこそ割とあったのですが、こういうトライバル(≠ワールド)ミュージック調のモノは少なかったんですね。そこにこのレベルのモノがポーンと登場する訳で、それはもう衝撃的でした。PS2の能力をふんだんに活用してね、ポーンと登場した訳ですよ笑

結局、様々な音楽を聴き漁るに至った現在においても、その衝撃は忘れる事が出来ないんですよね。

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しかし、二時間弱程度の極短い尺で表現しないといけない訳ですから、色々と詰め込んでしまうとね、本筋自体がまるでパンフレットの粗筋かって言う程に広く浅くしか表現出来ないと思うんです。

其処が、俺がこの映画を糞だったと思う理由ですね笑

多分、原作ではもう少し"悪党"的立ち位置の人物の掘り下げだったり、また"ヒーロー"的立ち位置の人間の人格的な問題点の掘り下げだったりをしっかり行った上でストーリーと上手く絡めているんだろうけど、その辺もイマイチ薄味でね、結局、味の無いチューインガムを延々噛み続けさせられている様な何とも言えない気分で鑑賞したのを覚えております。