※ここは糞映画執筆予定地でした。3


さて、前日に引き続いて俺的糞映画三つ目ですが、もうアレだ。各自勝手に想像して楽しんでください。
貴方の思い浮かべたその映画、そう、それで正解!

興が削がれたので、予定を変えて最近観た映画の中で結構面白かったあの映画のレビューを書いてみたいと思います。

あの映画とは、そう、『ムカデ人間』!!!…は良いか、うんアレは良いよね。

何ていうか、その、流石にこの俺でもアレはちょっとキました。いや思った程にはグロいとかってのでも無かったけど、とにかくさ、まずあの映画には説明する程の内容が本当に無い笑
ま、気になる人は各自ググってください。すぐオフィシャルサイトとか何処かの誰かのレビューとかポンポン出てくるから。
…これも、まぁ或る意味では糞映画でしたね。"逆に面白い"タイプの糞でした笑

いやいやいや、別にもっとレビューしたいものがあるんですよ。
こないだね、確か独善の方で『マチェーテ』面白かった!みたいな事を書いたと思うんですが、そのマチェーテって映画はそもそも『グラインドハウス』って言う映画内で『実在しない架空の映画の予告編』として収録されていたモノをロバート・ロドリゲス監督が改めて長編映画として撮った作品だったらしいんですね。
俺はこの『グラインドハウス』って映画は観た事無いんですけど、コレはコレで結構面白いみたいです。

その『グラインドハウス』は先にも述べたマチェーテを始め、『実在しない架空の映画の予告編』4本、『短編映画』2本で構成されているらしいのですが、この短編映画2本は後にそれぞれ『デス・プルーフinグラインドハウス』『プラネット・テラーinグラインドハウス』というタイトルの独立した一つの映画として公開されています。

今回レビューを書こうと思うのは、その内の一本である『プラネット・テラーinグラインドハウス』です。
コレは実はマチェーテを知るだいぶ前から観たい観たいと思っていたんですよね。

何せジャケットがまず素敵なんですもん。

ね?コレね、中央に仁王立ちしている主役の女性の足が片方機関銃なんです。
もうコレだけでも観ないといけない理由としては充分な訳ですよ。この超胡散臭ぇー感じ、これはもう観ないと嘘だ笑

しかしながら、観たい観たいと思いつつも時は流れて三年後(くらいだったと思います笑)…。
バカな豚どもに翻弄される毎日に忙殺され、もうすっかりこの映画の存在も忘れ果てていた2011年の春。前述したとおり、『マチェーテ』という映画を観たんですよ。ダニー・トレホが主役だっつー事に居ても立っても居られずね笑

コレがまた、結構面白かった訳でして、そこから俺はふと、改めてロドリゲス監督作品に想いを馳せました。

『そういやロバート・ロドリゲス監督の作品って割と観てるな俺。スパイキッズも含めて(まさかの含めて笑)。いや、しかし待てよ。最強の助っ人を呼んであるんだ(その後、最強の助っ人が雑魚マフィアにあっさり撃ち殺される…て、そういうのは良いから)。もとい、何かが足りない。何が足りないんだろう…ロケットランチャーを仕込んだギターケースか?(だから、そういうのは良いって)もといもとい、そうだアレだ!足が機関銃のアレだ!こらめった、こらへんしも観な!』と。

相変わらず文章がワヤクチャで、何ていうか『これぞ俺ムジク!』な感じにホッとしますね。いや、しませんよね。そうですよねスミマセン笑

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MIND GAME OST/神様 WHO’S WHO

本日のムジクは映画『マインド・ゲーム』のサントラ盤より、『神様 WHO’S WHO』の紹介です。

これは俺大好き企画・制作会社『STUDIO4℃』の手掛けたアニメ映画でありまして、その原作はコミックアレに連載されていた『チャーリー西』の同名漫画です。原作、読んだ事無いけどなー。笑

因みにSTUDIO4℃は同じくアニメ映画『鉄コン筋クリート』など、他にも多数"有名どころ作品"の企画・制作を手掛けたりもしています。

さて、このアニメ映画『マインド・ゲーム』についてですが、何を隠そうこの俺は、実はこの作品を鑑賞する前にサントラ盤購入しちゃったんですよね笑
何せ音楽を手掛けているのがあの『山本精一』ってんだから、『想い出波止場』や『羅針盤』が大好きな俺としてはもう買わない訳にはいかなかったのです。

それから暫くして、この作品を鑑賞する事となった訳ですが、いやぁ、アレです。個人的にはかなり面白かったです。
で、内容も絵も凄く好きな上に音楽がコレですよ笑、もうね、非の付け処なくインナースペースにどっぷり浸かれます。

トランス状態にも近い様な入り込みっぷりで、観る度に著しく疲れる程でした。観る度っつっても二回しか観てませんが笑

こうやって考えると本当に、映画における、いや…映画に限らず映像作品における音ってのはそれはもう重要なファクターですよね。

例えば、此処に『くまのぷーさんが蜂蜜をがっついてる映像』が有るとして、その映像を普段通りコミカル方向に持っていく力も、また逆にシリアスな方向に持っていく力ですらね、音にはあるんだと思います。

勿論それは受信者それぞれが持つ"イメージの力"に依存するモノで、言いかえれば音と映像と個々のイメージの力を当て嵌める事によって答えが導き出される一種の方程式…と言えるかもしれませんね。

だからアレなんですよ、俺にとって何よりも音に求めるのは"その音を耳にする事によって如何に自由な想像そして創造をさせてくれるか"という所なんです。
此処を一絡げにしてね、音を楽しむ即ち"音楽"となる訳です笑

そういう見地からね、この曲『神様 WHO’S WHO』もね、俺にとっては申し分のない、とても良い"音楽"をもたらしてくれるのです。

…あ、マインドゲームのレビューは、確か独善で随分昔にやってますのでね(尤も、そのレビューの内容は"自撮スクリーンショット+二行"位だったような気もしますが笑)、此処で改めて内容に触れる様な事はしません。
そしていつも通りね、不特定多数に対してはお勧めもしません笑

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そんな訳で、思い立ったが吉日とばかりに光テレビのビデオ欄で探してみた所、なんとナイスタイミングで配信されておりまして、家から一歩も出る事無く鑑賞出来たので御座います笑

粗筋はですね、こんな感じです。勿論、情報ソースはwiki様で御座います。いつも有難う御座います笑

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プラネット・テラーinグラインドハウス、粗筋

テキサスの田舎町のある夜、J.T.のバーベキュー・レストランにやって来たゴーゴーダンサーのチェリー・ダーリンは、元恋人の解体屋レイと再会した。その頃、軍の部隊長マルドゥーンと生物化学の科学者アビーの取り引き中に、生物兵器DC2(コードネーム「プロジェクト・テラー」)のガスが噴き出してしまう。町中にDC2が拡がり、感染者がゾンビと化して人々を襲い始めるのだった……

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基本的に、俗にいう(いや、俗には言わないだろうけども、その辺は推して察しろ笑)"ネズミ講パニック系ゾンビ物"なのですが、コレがね、もう本当にチープなのですよ。
チープ…といっても別に映像やメイクが安っぽい、って訳じゃなくて…空気?みたいのが非常に安っぽいと言うか、勿論其処は狙っての事でしょうけども、ま、つまりはアレですよ、"B級"というヤツです。

尤も、此処で改めて言うまでも無くね、俺はこれまでB級では無いゾンビ物を観た事は無いですけれども笑
この作品も、それはもう随分と気風の良いB級っぷりで御座いました。

さて、この作品の何処に魅力を感じたのかを説明するにあたって、此処より幾分文章にネタバレ的な内容が含まれてきます。
コレから観るつもりの人は読まない方が楽しめると思いますが、まぁ、その辺は自己責任で宜しくどうぞ笑

先に張り付けたジャケット画像でも分かる様に、主役の女性"チェリー"は右足が機関銃です。
皆さんは、彼女の足がどうしてそうなったと思います?実はコレね、人体改造どころかアレなんですよ、えー、流れとしては以下の通りです。

『ゾンビに右足ちぎられる→病院に運ばれ治療されるも当然、右足は無いまま→病院がゾンビに襲われる→元カレ"レイ"が助けに来るも右足が無いので逃げられない→レイ、麻酔の効いてる右足に椅子の足を突き刺す→病院から逃げる→場面が二転三転した後、逃げ込んだBBQ屋でチェリーとレイのファックシーン→フィルムが突然焼き切れた様な演出が入る→小難しく中だるみしそうであろう部分をかっ飛ばし、何処から湧いたのか周りを取り囲む多数のゾンビ達による包囲網を生き残った仲間たちと突破し町から脱出→軍に捕まる→タラちゃん友情出演→椅子の足をへし折られるも、代わりに機関銃装着→さぁ、殺戮脱出ショーの始まりダーゼー!!』

…ね、どうですかコレ、この超乱暴な感じ。もう爆笑ですよね、そんなもん笑
ただね、確かに乱暴ではありましたが、これは上手い感じの乱暴さ(?)でした。余分な所をザックリ切り落とした事によって物語のシャープさがかなり増した様に思います。
敢えて偉そうに言わせて貰えば、分かってんなロドリゲス!て感じでした。まぁ、何せキルビル撮ったオッサンですからねぇ。こういう乱暴さはお手の物、なのかな笑

で、機関銃を足にくっつけてからの"チェリー"の銃撃戦がまた良いんですよね。
回し蹴りしながら機関銃ぶっ放したりするんですよ。スゲェ格好良い笑
スタイリッシュなんだけど無茶苦茶だコレ、みたいなね。まぁ爆笑ですよね、そんなもん2笑

セガのアクションゲーム"ベヨネッタ"は、制作にあたってこの作品に随分インスパイア受けてるんじゃないだろうかと俺は睨んでます。まぁ、其処はどうでも良いんですが笑

病院から脱出する辺りからクライマックスに向けてのレイのアクションもこれまたスゲェ格好良くてですね、本当に痛快な映画でした。
警察官が八つ裂きにされたり、ゾンビが水風船の様に弾けたり、ブールスウィリスがAKIRAのテツヲみたいになったり笑、まぁグロさも中々の水準です。因みに、前述したようにクェンティンタランティーノも出演してるヨ!レイプ大好きなゾンビの兵隊さん役で笑

ヘルレイザー3のアホさ具合を腹を立てずに笑えた人とかには、相性が良い作品かもしれませんね。勿論、責任は持ちませんけどね笑

この作品の最後に映画『マチェーテ』をロドリゲス監督が撮影するキッカケになった『マチェーテ嘘予告編』が収録されているんですが、此処に書いたとおり俺はマチェーテを観た後にこの作品を観ましたもんで、思いの外"嘘予告"が忠実に本編で再現されていた事が分かり、何ていうか、ニヤリとしました笑

この流れで、今度はクェンティン・タランティーノ監督作品である『デス・プルーフinグラインドハウス』も観てみようと思います。設定的にはプラネット・テラーに負けず劣らず面白そうなのですが、はたして…。