☆平成22年8月30日

一度、方角を間違えて山下公園に戻ってくるというハプニングに見舞われつつ、港の見える丘公園へ向かう途中にあったアメリカ山公園という公園に寄ってみる。
石段から何から登ったり降りたり、32歳と2ン歳の散策としては些か、その、疲れた。




それはもう傍から見ても可哀想な位にハァハァ言いつつ、公園を素通りして裏の道へと出る俺達。

もう良い、もう港の見える丘公園は行くの止め止め。海はもう見飽きた。

生まれてこの方、ずっと太平洋と山と川に囲まれた環境で育ってきてんだバカヤロウ、土佐っぽ嘗めんじゃねぇぞ。

Plus-Tech Squeeze Box/Sneaker Song!

今回のムジクは『PSB』より『Sneaker Song!』である。
スニーカーを履いて町を散策している今の俺達にまさしく"ピッタリ"な音だ。

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悲しいかな昨今の日本人は、PCを始めとする情報媒体やTV、雑誌などのマスメディアの影響により実際に経験した事が無い事でも軽く"経験したつもり"になれるのであるが、やはり自分の足で、目で、耳で経験した事は、感じた事は…その重みが全然違うのだ。

汗を掻き、呼吸をしながら、実際に目にしたものの何と新鮮な事か。
この曲の様にちょっとアッパーに、軽快に、スニーカーを履いて住み慣れた町を己の二つの足で散策するだけでも、いかに"実際にその目で確認する事"が新鮮で色鮮やかであるか痛感出来るのである。

ただ己の経験を信じよ、他は二の次だ。そんな当たり前の事を、痛感させられるのだ。そうしてまた、自分の価値観を成長させられるのだ。

…。

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そうして一路、外人墓地の方角へと歩く二人。なんだかんだでこの長距離を、町並みや景色を楽しみながら共に歩ける妹を持った事は幸いである。いつかは兄妹3人水入らずで旅行に行きたいものだ。

和洋折衷な何とも良い雰囲気の町を歩く事、数分。目的の外人墓地に到着。
しかしながら、何と言ってもお墓である事は間違いないので、此処では写真を撮る事は控えた。

その代わり…といえばアレだが、道すがらに在った貯水槽と高架下の川の画像をアップするので、それでご勘弁願いたい。


外人墓地を通り過ぎ、いよいよ中華街に差し掛かると言う時にけたたましく鳴り響く『クロノトリガー・ロボのテーマ』。携帯電話を開くと画面には『○○ーマート○○店』の文字。

…仕事の電話で御座います。

商品にカビが生えていた、というクレームの電話に対し、納品先と店舗に繰り返し電話をしつつ、何時か気付けば其処はもう中華街の入り口。

図らずしも其処は初日に隊長さんが車を停めたタワーパーキングの傍であった。ふと目に着いた看板の内容に妹と二人、失笑を漏らす。
寧ろ押し売られる側が余りにも世間知らずだとしか思えないのだが、まぁ、今のご時世、こういうのも文章にしておかないと色々都合が悪いのであろう。

そうして中華街に入ったは良かったのだが…時刻は3時過ぎ。

晩飯を食う為に店に入れている予約の時刻は6時。
時間潰しを兼ねて、土産物と観光に中華街を練り歩いてみる事にした。