本日(8月3日)、とある方のブログを偶然にも目にしましてね、その内容から昔の事を思い出しました。


それは俺が常々此処や独善なんかに書いてきた『視点の高さ』の話に通ずる所も有りまして…今日はその辺をちょっと書いてみましょうか。

少し前…といっても、もう五年は前の話になりますね。
俺の叔父にもうコレ以上は無いぞってくらい下らない男が居るんですけど、そいつと同じ釜の飯を食うというか…あー、つまり、一緒に仕事をしていた時期ってのが有りまして。

そいつはウチの親父の妹の旦那なんですけど、その頃にリストラされましてね。
職も無ければ蓄えも無いって事で、ウチの親父が仏心から雇って上げたんです。まぁ、戸籍上は義弟でもありますしね。

しかし、あんなに使えなかったとは…苦笑

これは、その糞と会話してた時に感じた事です。

まぁ昔から面識は有ったモノで、その当時も割と気安く話はしていたんですよ。まだ、アレほど使え無いとは思って無かったですしね笑

確か『GWとかに何処か行ったりしましたか?』なんて話題だったと思うんですよ。
そうして高速道路を使って隣の県に行くとかって話をその叔父がし始めたんですけど、彼ね、俺に胸を張って言うんですよ。

『高速道路で100kmを出した!』と、それはもう偉そうに笑

コチラとしては『はぁ?』な訳ですよ。だってホラ、普通に出してる訳じゃないですか。100kmですよ?逆に、その発言には何か裏があるんじゃないかって探ってしまった程でした笑

一応、俺にとって目上の人では有りますのでね、『ほほう!凄いっすね!』なんて、自分でも甚だワザとらしいとは思いますが笑、取り敢えず『様子見』とばかりに暫く話を合わせてみたんです。…うんざりしながらも。

するってぇとね、彼…ここぞとばかりに『如何に100Kmのスピードが凄いか、そして怖いか』を力説し始めたんですよ。此処で俺の中での疑念は確信に変わります。

『あ、コイツは目線の高さが俺らとは著しく違うわ。著しく視界が狭いタイプのバカだわ。』ってね。

見えてる世界の広さや高さが余りに違い過ぎたんですよ、彼と俺とでは。
まぁ、彼のあの低空飛行っぷりだと、世間に存在する圧倒的大多数より完全にその視点は低くて狭いんだとは思いますが笑

俺はですね、バカの一つ覚えみたいに自分の命を危険にさらしてまでスピードを出す様な運転は大嫌いな訳ですが、それでもですよね、高速道路では120kmまでは普通に出します。そして、そのくらいのスピードなら別に何とも思いません。

寧ろ、安全運転だとすら思います。此処をご覧の人でもそう思う人が殆どだと思います笑

一方でですよね、俺のその糞みたいな叔父は100kmというスピードを出した自分に対して一種『勲章』みたいなモノすら感じている訳ですよ。

この違い、皆さんには分かりますか?
別に『100kmなんて眠いぜ』とか『安全運転マンセー』なんて話じゃないんですよ?その程度にしか読み解けない人は、もう二度とムジクは読まないで下さい。面倒臭いので笑

このエピソードはですね、即ち俺の言う所の『視点の高さの違い』の話で有りまして、それはそのまま『世界観の違い』でもあるんですよね。

俺は常々思うんです、この視点…これが低ければ低い程、狭ければ狭い程、分かる事が、見える事が少ない程、生きていくのは楽なんだろうなって。
しかし、それは同時に、見る人が見ればとても、とてもとても恥ずかしく、惨めな事なんだなとも思うんですよね。

バカは幸せだけど、それはとても可哀想な事だなって。可哀想で、そして唾棄すべきことだなって。
それはつまり学ばないという事、学ぶという事をしていない証拠ですから。

その叔父はもう本当に糞でしてね、本人が100%悪い事故の事故処理すら自分で出来ない男だったんです。
そうして、まだ20代だった俺が自分の仕事をうっちゃってまでして事故現場に急行し、保険会社と警察に電話し、バカのせいで怪我した被害者の為に救急車を呼んで…親御さんに頭下げて…。

余りの糞っぷりに俺がその叔父を頭ごなしに怒り散らしてるのを見て、逆に被害者の両親が『そんなに怒らなくても…』なんて言う始末でしたからね。

でも、その糞は糞である事を自覚するどころか、俺が仕舞を付けた事に対して『ホッとしている』体たらくな訳です。自分の息子ほどの歳の人間に頭ごなしに怒られていても、ですよ?

フ ザ ケ ン ナ

…今さらながら、段々腹立ってきたぞホント。
ウチの親を責めるつもりは勿論無いけれど、いやね、アレは無いわ笑

あー、まぁ兎に角、余りに視点の低いブログを目の当たりにして、そんな話を思い出したのでした笑

Tahiti80/Heartbeat

さて、7月22日分の楽曲は『Tahiti80』より、この暑い夏にぴったりなクールで爽やかなナンバー『Heartbeat』の紹介です。

甚だ有名な曲ですから、その分ちょっと面白みに欠けるな…とは思ったのですけれど、自分でアップするのも面倒でしたのでね、まぁ、妥協しました笑

彼らはフランス出身の4ピース・ポップバンドで、wikiによると母国語を重んじるフランス人には珍しく結成当初から英語で歌っていたみたいです。

そうやって考えると、この曲もフランス語だとまた違った雰囲気になるのかも知れません。思っている以上にね。
そういう『言語の響き』ってのは、いわばボーカルという『奏者』にとって楽器を持ちかえる様な行為になるのかも、なんて思いました。

この曲もそうなのですが、彼らは全体的に何処か涼しげで爽やかな『暑い暑い大草原に突然吹き抜ける一陣の風』のような曲調が多いですね。

そしてアルバム単位で『夜』『昼』『朝』といったような概念というか、テーマみたいなものが据えられているというか…自分で書いててなんですが、俺はいったい何が言いたいのでしょうか?
あ、でも、いやいや、実際に聴いて頂ければ何となく分かって貰えるんじゃなかなぁ…とも笑

今回の『Heartbeat』が収録されている『PUZZLE』、『Soul Deep』の様な疾走感あふれるポップナンバーが堪らない『ALLPAPER FOR THE SOUL』、『Here comes...』など少しスモーキンな夜楽曲が目立ってきた『FOSBURY』と、俺は三枚のアルバムを持っているんですが、どれが一番好きかと言われると1stであるパズルですね。

スマートでクールなハッピーさ具合(?)が、ツボです笑