さて、前日分に引き続き7月21日の更新です。


以前、とある場所のある人物が書いている日記へ幼馴染絡みのコメントを残した事があるのですが、今回は昔を懐かしみつつ、その辺を書いてみたいと思います。
あ、最初に断って置きますが、別に面白い話では有りません笑

俺、小学校の三年の頃に転校しましてね。まぁ、高知市内での転校では有ったのですが、そんな事もあってイマイチ昔馴染の友人というのが数えるくらいしか居ません。
いや、小学校時代からの友人といえば数えるくらいどころか、一人しか居ません笑
因みに、そいつがこないだ此処に書いた愛知在住の今度結婚する男です。

何て言うのか、小学校に限らず、中学、高校とね、その時々には友人も結構居たんですが、大体がそのステージが終わると同時に疎遠となり、最終的には名前すら覚えていない体たらくなんですよね。

どうも昔っから、まぁ色々とありましてね、他人を信頼すると言うのが苦手というか、基本『味方以外は敵』『水と油は無理に混ざる必要無し』『一匹オオカミ、だ〜いすき!』というスタンス(社会に出てからは余り表には出しませんが)ですので、本当に信頼できる人間としか付き合いも長続きしないのです。
最後のスタンスがアホっぽくて何かスミマセン笑

ですから、小学校時代の、転校する前にいた学校の幼馴染なんてただの一人も、顔どころか名前すら覚えていません…いや、寧ろ小学校時代の記憶が殆ど有りません笑

そんな転校する前の小学校で、唯一、ちょっと忘れられそうにも無い想い出ってのがありまして。

皆さんは小学校時代に転校していったクラスメイトは居ませんでしたか?
もし居たとして、転校するクラスメイトの為に『お別れ会』なるものを開いた覚えはありませんか?

俺はですね、有り難い事にお別れ会を開いて貰ったんです。
それはもう楽しくも切ない思い出で…なんて文章を続けられたらどんなに良い事でしょうか笑

いや、というのも実は、俺、そのお別れ会前日に救急病院に搬送されちゃったのです!
今でも覚えているんですが、お別れ会の前日は転校こそ寂しいながらも結構嬉しくて、それはそれは翌日が待ち遠しかったんですよ。

待ち遠しくて、何かこう気分も高揚してですよね、いまいち上手く眠れない…要は遠足が楽しみ過ぎる症候群とでも言いましょうか、それに限りなく似た状態だったように思います。

そうして、『もうどうしても眠れないなぁ、羊を数えても眠れないなぁ、寧ろ何か段々気持ちが悪くなってきたなぁ、胸もムカムカするし挙句に吐きそう吐きそう吐きそうエレエレエレエレエレ、ゲロウェップ!』とね、いつの間にか涙を流しながら便所で吐き続ける俺の姿が其処にはありました。嗚呼、何と言う劇的な展開でしょう!…因みに今、俺が一人で住んでいるこの家の、二階のトイレで起こった『劇的な展開』です笑

病院での診断の結果、その症状は『自家中毒』というもので、何でも10歳までの子供に良く見られる自律神経失調障害の様です。現在でもはっきりした原因は分かっていないそうですが、極度の緊張感やストレスからくるのではないかと考えられているそうです。

どんだけ楽しみにしてたんやって事ですよ笑

そんな訳で俺は二日程入院し、そのまま転校すると言うね、何とも言えない顛末となってしまいました。
しかし、それよりも何とも言えないのが、どうも後ほど聞いた話によるとですね、お別れ会は主役不在のまま恙無く開催されたらしいんです。
一体、そのお別れ会で皆は何をしたのでしょうか?ひょっとしたら俺は死んだ事になっていたのかもしれません笑

そして後日、お別れ会で本来は皆が直接俺に手渡してくれる予定だった諸々の品が母親を経由して俺に渡されたのですが、その中にちょっと気になる手紙が一通ありましてね。

今はもう名前も顔も覚えていない女子からの手紙で、それはもうちょっと何処かおかしいんじゃないかってくらいに俺と別れたくない別れたくないと、何か徹頭徹尾そればっかりな手紙でした。これも後から聞いた話なんですが、その女子はお別れ会でも泣きじゃくってたらしいのです。

一応、断っておきますが、

俺 は 死 ん じ ゃ い ね ぇ !!!

件の女子だった方がもしも此処をご覧になられていましたらば、その辺、一つ宜しくお願い致します。残念ながらまだ生きてます。

まーでもアレですよね、出来れば高校くらいの時に貰いたかった類の手紙です。そしたらもう無理やり押し掛けて忘れたくても忘れられない様な熱くねっとりとした一夜を…笑

そんな訳でね、以上の様な話をとある場所のある人物が書いていた日記を読んだ時に思い出した次第です。
俺も転校してなかったら、漫画的な幼馴染との惚れた腫れたも、ひょっとしたらひょっとしたのかなって、ねぇ?笑

では、この辺で7月11日分の曲紹介に移りたいと思います。

LOVE PSYCHEDELICO/Wasting

舞い上がる砂塵に鼻を突く硝煙の臭い、風に押されて路肩を転がってゆく馬の毛玉、くすんだ青空を真っ直ぐ突く様にただ彼方へと伸びる道…

まさしくテキサス、どうよこのテキサス!俺の心のテキサス!(?)

というわけで笑、『LOVE PSYCHEDELICO』より、抜群なカントリーナンバー『Wasting』の紹介です。
ラブサイケデリコは多分はてなキーワードにてリンクが貼られていると思いますので、いつも通り詳細はそちらをご参照下さい。面倒臭いので笑

デリコはアレですね、農大時代にラジオで『LADY MADONNA 憂鬱なるスパイダー』という曲を耳にし、一気にハマったアーティストです。

ただ無骨で…それでいて打ちたての刃の様に研ぎ澄まされた…そんな力強くて鋭いボーカルに、まるで月夜に照らされた荒野の様に自然で飾らないギターのメロディ。この組み合わせの何と潔い事か。

この曲のイメージを一言で言い表すなら『夜空に吼えたけるはぐれコヨーテ』…この孤高さ加減と言ったら、もう堪りません笑

この『Wasting』は3rdマキシ盤である『Last Smile』の3曲目としてクレジットされているのですが、個人的にはまさしくデリコの在り様というか、世に決して媚びない孤高なそのスタイルを代表する曲だと思っています。