うーぁ、まさか昨日今日(7月17、18日)と二日連続で帯屋町から歩いて帰るとは思わなんだ笑


ま、単純に俺の気紛れなんですけどね。
たまにゃ散歩も良いモンだっと、サンダル履きでぐったらぐったら歩いてみました笑

前日分の冒頭で書いた様に、竹馬の悪友に嫁さん候補(当々確)を紹介して貰ったのですが、まぁ何つうかね、俺の竹友共ってな古今東西揃いも揃って果報者でね、友人として嬉しい限りですよ。

まぁアレや、一番近しい隣人を末永く大事にね。

…しかしなぁ、友人代表かぁ笑

それはそうと、先ほどまで時代劇チャンネルで座頭市(もちろん勝新)、鬼平、剣客(こっちは藤田)と見てたんですが笑、やっぱり、この辺のキャスティングってのは細かい部分で色々と思う所は有っても、総じて分かってるなぁって思います。

いやね、香取版座頭市に感じる一番の違和感は此処なんですよねぇ。
座頭市を香取が演じる…此処が既にもうおかしいんじゃないかと。

あ、いやいやいや、香取が好きとか嫌いとか言う話では無いんですよ。

この場合、どういった形で制作される運びになったのかとか、どうして香取が登用されたのかとか…その辺は全く知らないんでね、そういう意味ではこの言い方が適当かどうか分からないんですけど、それでも敢えて言うなら、香取自体も被害者…んー、そんな大仰なモノでも無いんでしょうけど、どちらかというとそんな感じなのかなと思います笑

だって、そもそもがですよね、あのスマップの香取慎吾が、座頭の市ですよ?

知らない人も居るでしょうから軽く説明致しますと、座頭の市ってのは盲目の渡世人であり、同時に仕込み刀を用いた居合の達人でもあります。

しかし、そんな凄腕にも拘らず普段はそれを面に出さずの平身低頭、のっそりのっそりと杖を突きながら歩き、自分を貶め相手を立てて媚び諂う…弱者が生き抜いていく知恵だとはいえ、それは余りにも惨めで、実際、メクラだのなんだのと虐げられたりもする訳です。
それでも仁義を重んじ、地べたを這いずり泥水を啜りながらも、その身に火の粉が振りかかった際には仕込み刀一閃の大立ち回り…

そんな『社会的弱者が社会的強者に仕込み刀一本で打ち勝つ』という部分に覚える胸のすくような思いってのが、これ即ち座頭市という作品の醍醐味…といっても過言じゃないと思うんです。

観ている一般人たちの抑圧された鬱憤を別のベクトルに向けて解消させる娯楽性とでも言いましょうか、そういった計算の元に作られてるんだろうなって個人的には見受けられます。

…しかしですね、香取慎吾は俺の目にどうしたって社会的弱者とは映らないんですよ笑

これはもう致命的ミスキャストと言わざるを得ない。何せもう演技力どうこうでは無く、そもそもの『素体』が座頭の市と対極にあるんですから。
逆に言えば、ボクサーで言う減量の様にね、『素体作り』の部分から役に入って貰えれば、もう少しマシなのかも知れません。
それでも勝新版には及ぶべくも無いでしょうけど。

座頭市と言えば世界の北野版も有る訳ですが、その点だけで言うとあの作品は個人的には結構好きでした。たけしも、それっぽいっちゃそれっぽいですし笑
全体的な雰囲気としては、勝新座頭市と似て非なるというか、ぶっちゃけ設定が一緒というだけの別モノって感じでしたけど、そこがかえって良かったのかも知れません。

しかし、香取座頭市はそこすら中途半端そうなんですよ。見るからに。

勝新座頭市の脚本を模倣して、そこにチョコチョコっと売れそうな要素をデコレート、そして最後に香取慎吾を乗っけただけ!みたいな…何て言うか、昔人気のあった大福餅の上から適当に生クリーム塗りたくり、其処に不釣り合いにでかい苺をズブッと乗っけて『昔ながらの大福を今風にアレンジしたショートケーキの出来上がり!』作品…になって無ければ良いのですが…ねぇ?笑

えー、そんな訳で色々と偉そうな事を書いてきたのですが、その文節から窺い知れる通り、実は俺、まだ香取座頭市を見ていません。
とてもじゃないけど映画館で見る気が全く起こりませんし、かといって銭払ってレンタルするのも嫌だしなぁ…金曜ロードショー待ちですね、コレは笑

では、余談はここまでにして、7月8日分の楽曲の紹介です。

SUPERCAR/Storywriter

1ムジクでは二回目の登場だったと思うんですが、『SUPERCAR』より『Storywriter』の紹介です。
前回紹介した『Cream Soda』からすると、また感じの違う曲ですね。

この曲が収録されている彼らの4thアルバム盤『HIGHVISION』には、スーパーカーを世に知らしめたと言っても過言では無い(映画ピンポン主題歌)『YUMEGIWA LAST BOY』や(同作品の挿入歌)『STROBOLIGHTS』なども収録されていまして、この二曲からも窺い知れる様に、ギターサウンド主体であった1stアルバム盤から比べても、この頃には随分とエレクトロニカな打ち込みサウンドとなっています。

俺個人としては、どちらかというと彼らの楽曲は『Cream Soda』が収録されていた1stの方が好きなんですけどね笑

さて、この『Storywriter』に関しては、此処をご覧の皆さんの中には『よく覚えていないけど何か聴き覚えがあるぞ?』と思われた方も結構居るかもしれません。

それもその筈、この曲は『交響詩篇エウレカセブン』の挿入歌でもあるんですね。
もっとも、スーパーカー自体はこのアルバムがリリースされた数年後に解散しているのですが、確か解散した年にエウレカの放映が始まっていた筈なので、そのタイムラグは相当なモノでした笑

実際、テレビ放映が終わって暫くした後に俺はエウレカを観たのですが、この曲を耳にした瞬間、『いまさらかい!しかもこの曲かい!』と思わずツッコんでしまった程です。

劇中では良く戦闘シーンの導入部とかで流れていたんですけど、面白いモノでしてね、ああやって何かの映像に合わせて耳にすると、また違った感じに聴こえてくるんです。

何て言うのか、これはもうアニメの製作側が上手いとしか言いようが無いんですけどね、雰囲気としては個人的にそのものズバリにハマってる感じがして面白かったですねぇ。

…ま、そもそも俺がスーパーカー好きでしたから、その辺の補正が掛っての『ハマっている感』だったかも知れません。

という訳で、この曲のイメージは『スケボーとかスノボーとか何かその辺』です笑