ちーす、相も変わらず亮です。毎度!


さて、本日(7月15日)はどうしましょうか。

ぶっちゃけ、なし崩し的に昨日までの『納涼花火大会SP』(もう名残すら感じられませんが、何卒ご了承ください笑)みたいなのに引き続いて恐怖体験なんかを書いても良いんですけど、んー、なんか飽きた笑

いや、それにネタがもう無いと言うか…んー、何か有ったかなぁ。

あー、これも農大時代の話なんですけど、同級にクボ兄ぃという、何て言うか『愛すべき弄られキャラ』が居ましてね。
農大って学年が幾つかの班に分かれてまして、俺らは4班(通称キュウリ班)でクボ兄ぃは2班(通称ナス班)だったんです。

…通称のバタ臭さに関しては勘弁して下さい、そういう大学だったんですよ、俺らの在籍した大学は笑

話を元に戻しますが、クボ兄ぃの所属していたナス班の担当ってのがね、またどうにもならない男でしてね、名前をsow円というんですけど、まぁ…何て言うか、人間としてもはや終わっていると言うか。

実践農大というのはちょっと変わった大学でして、教職免許を持っている人間が教師として在籍している訳ではないんですよね。
生徒を教えているのはあくまで公務員でして、要は異動で教師的な位置づけになった職員でしか無い訳です。

勿論、『だから』という訳でも無いんですが、正直『他人を教える』という立ち位置には向いていない様な人間も回って来る訳で、当時のナス班担当だったsow円なんてモンはその最たるものでした笑

皆さんも御存じの通り、俺は現在『青果流通業』に従事しているんですが、職業柄、県や国のそういう『農林系』ポジションの職員らと色々接点が発生するんです。
特にウチが噛んでいる直販業務なんてものは何かと県から目をつけられている訳で、そういった会の席ではかつての恩師と再会したりする事がチョイチョイあります。

お互いの立ち位置としては『かつての恩師が講師で俺らは受講者』みたいな感じで、チョイチョイね笑

堪ったものじゃないですよ、そういう席で『おい、細井!』『はい、先生!』なんて状態になる訳ですから…他の業者に対する体面なんて有ったものじゃない笑
その時は流石に後で『先生、勘弁して下さいよ。もう農大やないんですから。』とは苦言を呈させて頂きましたけど。
先生って言ってる時点で既に負けてる笑

いや、ちょっと話が逸れてしまいましたが笑、そういった県や国の職員達も酒の席などで口を揃えて言う訳です。
『sow円?ああ、アイツはダメやね。』と。
勿論、彼を知っている農家にしても然りでして…彼を良く言う人は俺の知る限り一人も居ません笑

そんなヤツが担当だったナス班に所属していた訳ですよ、クボ兄ぃは。

因みに、以前…ゴキのお勧め出来ない殺し方の時に『ペナルティ』と称して長期休暇がどんどん減っていくシステムの話をしたと思うんですが、俺の休日は概ねsow円のせいで減っていました笑

俺の親父は農協に勤めていた事があるのですが、その当時に県の職員だったsow円を余りの使え無さから攻め倒していたという事に起因してなのかどうなのか、『憎きヤツの息子』って事で入学当初から随分と目を付けられてたんです笑
勿論、バカに目を付けられた所でどうこう言う様なものでも無いんですが、逆に反骨精神に火が付きましてねぇ。
事あるごとに噛みついてはその度にドンドン休みが減る事、糾える縄の如し!!!

若さって、なんかこう、今となっては恥ずかしい事ばかりで、いやぁ笑

ま、そうはいっても彼は俺の担当では有りませんでしたので、授業や実習での接点というのは余り無かったんです。

ただ、その点クボ兄ぃは違っていました。可哀想な事に、もう四六時中一緒だった訳ですよ。その糞と。
もうね、パシリに使われ不条理に怒られ、またクボ兄ぃはクボ兄ぃで変に人が良いものだから文句も言えないし、それがまたsow円を調子に乗らす乗らす…傍から見てもそりゃあ悲惨でした…ま、その分、長期休暇はきっちりと貰っていましたけどね笑

そういう事もあって日頃から鬱憤が溜まってたんでしょうか…アレは確か校内の大掃除の日だったと思うのですが、俺が物影で竹ぼうきの先の束ねられた竹を一本づつ抜いていくと言う大仕事(簡単に言うとサボり)に従事していた時に、事件は起りました。

クボ兄ぃは真面目にゴミ拾いをしていたのですけど、その時に手に持っていたゴミ袋からビニールクズみたいのがこぼれ出たんです。ヒラヒラって。

そのビニールクズはそのまま隣で見ていたsow円の足元に落ちまして、そこはさすが糞野郎の面目躍如といいましょうか…sow円は拾ってやる訳でも無く、気付いていないクボ兄ぃに向かって『オイ!拾え!』と、手はポケットに突っこんだまま、それはまぁ偉そうに顎でそのクズを指してニヤニヤしてるんですよ。

『おーおー、あら完全にNGやわー。クボ兄ぃも大変やねぇ。』とか思いながらその様を眺めていたんですが、今回はいつもと様子が違いました。普段なら仕方なく言う事を聞いていたクボ兄ぃが、とうとうブチ切れたのです笑

その場は一転して有り得ないほど異様な空気になりましてね、物影でこっそり大仕事(サボり)をしていた俺の目の前では、大声で罵詈雑言を吐き捨てたクボ兄ぃが思わずチュッ♪てしちゃいそうな程の距離でsow円を睨みつけ始めました笑
sow円はさっきまでの態度も何処へやら、明らかにその剣幕に呑まれビビり上がっています。いよいよもって糞だ本当に笑

しかし見ていた俺としてはそのまま放っておける訳も無く、仕方が無いので『こ、これは面倒臭い事になった!!』と思いながらもクボ兄ぃを止めに出ていきます。
sow円なんてモノはそりゃどうなったって知ったこっちゃないですが、クボ兄ぃはこんな事で大学を辞める必要も無いですからね。

『こんな下らん事で親を悲しませる事も無いろうが!オイ!』と(後日、クボ兄ぃの親ってのが実はこれまたとんでもない奴だった事が判明するのですが笑、それはまた別の話。)、走り寄ってクボ兄ぃを宥めながらsow円から引き離します。

その段階で3班(通称ピーマン班…なんか書いてて恥ずかしくなってきたぞ、幼稚園かよ笑)の奴らも騒ぎを聞き付けてなのか、こっちへ歩いてきました。
逃げるならこのタイミングだ、とでも思ったのでしょうねぇ…そこでsow円がここぞとばかりに無言で動き始めたのです…クルッと回れ右してね。

もう俺、ビックリですよ。こんな汚くて情けないモノはもう既に人間じゃない、コレはゴキブリだ、と正直呆れました。

そうして丸く収まれば良かったのですが、残念ながら事件は此処で終わりませんでした。
いや、というかね、此処で終わっていたらこんなとこに改めて書く様な話題でもありません笑

ゴキはゴキらしくさっさと逃げれば良かったのに、あろう事かあのゴキ、こっち振り向いて『覚えていろ!単位やらんからな!』的な事を言い捨てたのです。
参りました、もうね、いや参りました…『俺…この場面、何か漫画で見た事ある!』って、心の底からそう思いましたよ笑

しかし、その捨て台詞によって必死に抑えていた怒りが爆発したのか、その瞬間、隣に居たクボ兄ぃが凄い勢いで走り始めたんです。
もう怒り過ぎて解読不明な言葉を叫び、sow円目掛けて…その右手に鎌を握りしめながら突進してるんですよ!

『そ、それは拙いぞクボ兄ぃ!いつの間に拾ったんやバカヤロウ!』…なんて思う暇も有りません。
そりゃそうです、慌てて追いかけはしましたものの、彼の勢いは猪かくや、スタートに出遅れた時点で追い付けそうにも有りませんでした。

そして、それにもっと慌てたのがターゲットのゴキブリことsow円ですよ。もう脇目も振らず一目散に逃げ出しました。
鎌を片手に突進するクボ兄ぃ、脱兎の如く逃げるsow円…此処に花卉課の連中(スポーツ万能揃い)が居たなら止める事も出来たかも知れませんが、基本的に瞬発力の無い俺にはもうどうする事も出来ません。

そうこうしている内にコレはもう埒が明かないとでも思ったのでしょうか、クボ兄ぃが立ち止まります。
『おお、何とか血は見なくて済みそうや…』とホッとしたのも束の間…クボ兄ぃは、立ち止まり、そして(鎌を)大きく振りかぶり…

投げたァァァ!!
人の形をしたゴキに目掛けてゲッタートマホーォォォォォク、ブ、ゥゥメランッ!!!!!泣

…いやね、皆さん知っていますか?
鎌ってね、本当にこう…ヒュンヒュンヒュンって回転しながら飛んでいくんですよ…。

…えー、

それでは、7月5日分の楽曲の紹介に移りたいと思います。

no.9/Drop&Time

コレは、以前T&Rにてチラッと話題にも出ていた事がある苔コンピ盤(笑)に収録されている、『no.9』より『Drop&Time』という曲ですね。
このアーティストに関しては殆どの情報を持っていないのですがアルバム盤は三枚持っていましてね、その辺を聴く限り、その曲調はジャンルで言うと音響系エレクトロニカになるのかな?シンプルだけに響いてくるモノが有ります。

で、この曲は先に説明したとおり、『苔』をイメージしたのか、『苔』からインスパイアされたのか、兎も角『苔』楽曲な訳です笑
皆さんは苔と言うとどのようなモノをイメージしますか?
あまり自然と縁の無い所に住んでいる方は何となくネガティブなイメージをお持ちかも知れません。

しかしながら、苔玉なんかをマジマジと眺めますとね、これがまた中々どうして結構可愛らしい奴らなんですよ。
キラキラしてて、その時期には小さく儚げながらもしっかりした花を咲かせますしね。

あ、因みに苔玉というのは赤土などを団子状にしまして、そこに山の植物などを植えましてね、それらを苔で包み込むようにした一種の観葉植物的なアレです。
俺も一時期には数種類育てていました。…枯れちゃいましたけど笑

もちろん地域によるとは思いますが、高知ではホームセンターなどで売っていますのでね、興味がある方は一度見てみて下さい。本当にね、何とも穏やかな気持ちになれますよ。

風鈴+苔玉+団扇+豚の蚊取り線香入れ+冷酒で、随分と粋な夏を演出できると思います笑
で、そういった状況でこの苔コンピを流す…と、特にこの曲なんかは凄く穏やかで涼しげな気持ちになれます。

ま、そんな状況で聴いた事は無いのでね、イマイチ実感は有りませんけどね!!笑

そうそう、この『no.9』のOHPに良い事が書いて有ったんですよ。
確かコンセプトのページだったんですけど、彼(だと思う笑)の音というのは『相手の環境を利用する表現。』である(ありたい)と書かれていまして、『ああ、そうか、そういう事なんだな』って一人で納得したりしてました笑

コレは大事な事なんだと思うんですよね、つまり言い換えれば発信者受信者込みで音は音楽になるというか、その中で必要最小限の音を発信し、受信者の解釈によってそれは最大限の音楽になる、と。

だからこそ、受信者である俺は音に真摯で有りたいなって思うんですよね。
真摯に、音を音だけで楽しみたい。その上で、色々なバックボーンを知り、また違った楽しみ方もしていきたい。

此処をご覧の皆さんも、是非ね、音を消耗品みたいに扱わず、色々な視点で楽しんでもらいたいなって思います笑

…ん?続き?ああ、余談の続きですか?笑
そうですね、クボ兄ぃの手から放たれた鎌は、刃が有る方と柄の方とがヒュンヒュン回転しながらsow円に向かって飛んでいきまして、それはもう1/2の確率でデッド・オア・アライブロシアンルーレットさながらでした。

結論から言うと、見事アライブつまり柄の方がsow円に当たりましてね、クボ兄ぃは殺人者になる事も無く、まぁ停学にこそなったのですが、俺たちと共に無事に卒業も出来たのでした。
大体、停学っつったって日がな一日寮でジッとしてれば良いんですからね、逆に羨ましい位ですよ、そんなもん。

はい、そんなわけでね、今回は恐怖体験とは別の意味でキンタマQな体験をお送り致しました笑