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二十年来からの友人が愛知から帰って来てまして、仕事の合間にちょっと彼の実家によって話をしていた所、『俺、今の彼女と結婚します』宣言を受けた訳です笑
そんな今日は、4月28日。
思えば。
早いもので、俺らももう三十路。十二分におっさんです。
『おお、結婚!』などと驚きはしましたが、良く良く考えれば、世間的には寧ろ遅いくらいなんですよね笑
俺はといえば、まぁ、こいつの為なら死ねると思えたヤツと結婚出来なかった時点で、もう勝負有ったみたいなモノでして。
何が辛いかって…んー、貴方が嫌いですとかって別れ方なら、きっと随分楽なんでしょうか。
その辺りが辛い、喉に小骨がずっと突き立ってる様な感じ。
今、彼女がもしも隣に立ってたら、それこそ直にでもプロポーズするのにね。人生、上手くいかない物です笑
…
それはそうと、友人代表とか今度は失敗しないようにしなきゃと思う訳ですよ笑(まぁ、俺になるかどうかは分かりませんが笑)
というのも以前、別の友人から(当たり前だ笑)友人代表を頼まれた事があるんですけどね、『アドリブで何とかなるべ』と思って何の準備もせずに挑んだら、マイクの前に立った瞬間に見事に頭が真っ白。視界はホワイトアウト。流れる脂汗。
結局、『えーと、その、おめでとう!!幸せになって下さい!!!』とだけ叫んで壇上を後にしたと言う、史上稀にみるレジェンド・オブ・最低な友人代表。
…そうです、俺は前科一犯なのです笑
ですから、その教訓を生かし、今度こそはカンペをちゃんと用意して、多少練習もしよう!と心に誓ってる訳なんです。
…ああ、そんなの当たり前だと今なら心の底から思うのに。ゴメンな、バラお&マユちゃん。あの頃の俺は、全体的に無鉄砲&無計画が過ぎました笑
というわけで、4月25日分の楽曲の紹介に移ります。幾分、項垂れつつ笑
これは、Philip MorrisがLARKのオマケとして作ったオムニバスCDの第二弾『Songs Of Freedom2』に収録されている曲です。
そのオムニバスのコンセプトは『ビーチ・ミュージック』という事らしく、確かに浜辺に良く合いそうな曲が多数収録されていますね。
ただ、その中でもこの曲は異質というか、ちょっと海っぽくは無いかなって思いますけども笑
で、Jun Miyakeについてですが、多分、曲の感じから、トランペット奏者であり作曲家でもある三宅純じゃないかと思われます。
ぜんまいざむらいのうた等を作曲した人ですね。まぁ、あくまで推測ですけど。
この曲のイメージとしては、
蚊が踊る。
うだる夏の暑さの中、蚊の踊る羽音が聴こえる。
蚊は、ただ自らが生きてゆく為だけに、血を吸う。
風に乗り、踊るように飛び回りながら様々な障害をかいくぐり、血を吸う。
俺はと言えば、ただ鬱陶しくて、必死に蚊を目で追う。追う。追う。
生きる為に血を吸う蚊に、もちろん罪は無い。
その蚊を潰そうと、必死で手を振り回す俺にも、もちろん罪は無い。
そもそも。
罪だ罰だなんていう物は人間が作り出した人間の為のシステムであって、エゴであって。蚊には、動物達には、地球には、何の関係も無い話。
本来、世界は人間が考えるよりも遥かに、それはもう余りの遥かさに矮小な俺たちは目眩すら覚える位に、ただ『在る為に在る』、それだけ。
蚊は生きる為に血を吸う、俺は鬱陶しいから潰そうと構える、ただそれだけの話。それ以上でも以下でも無い、『ただそれだけ』の事。
蚊が踊る。人間が踊る。地球は今日も回ってる。
ってな具合ですね笑
タイトルにモスキートとあるっていうのも勿論なんですが、途中から曲をリードしていくトランペットが、これまた面白い位に『蚊』を表現してるなって思うんですよ。
そして、そこに絡む木琴的な打楽器や鍵盤楽器の音色が『蚊の踊る』感じをとても良く表してて、聴いてる内に今回の様なイメージとなりました笑
凄く好きな曲ですね。