★放浪虫(2011・神奈川)・目次

※三日目その5

2011年、9月29日。

曲がりくねった下り坂をドンドンと降って行く。
そうして暫く歩いた先に見えてきたのは一本の橋。



その名も、いそっぷばし。

…だから?(其処はそっとしとけって)

いそっぷばしを渡り、のたりのたりと歩く年寄りの集団をこき抜き、そうしてまた暫く歩いてゆくと、次に眼前に現れたのは大きな柳に視界一杯の蓮畑。こいつは中々壮観だ。
この時、既に九月下旬も下旬。既に花の時期は終わっていたのでね、些か地味な感じがするのは否めないのだが。しかし壮観である。

そんな一面蓮で覆い尽くされた池を横目に、グルッと、さらに動物を見て周る。

コレはフラミンゴ。オチは無い。(そもそも要らねぇんだよ。端からよ。)

他にオオワシカピバラ、カバ、シマウマにペンギンも見た。
後はそこいら中にひしめき合う幼稚園児だか保育園児だかとか。

引率の先生『それではぁー、今からオベントをー食べまーす!』
園児たち『はぁーい!』
俺『…(心の中で、はぁーい!と言いつつ、園児達と同じタイミングで両手を上げてみる)』
引率の先生『…(チラッとコチラを見て、後は無視)』

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The New Pornographers/The Laws Have Changed

本日のムジクは、これまで実に様々な場所でコレは良い曲だと、兎にも角にも素晴らしい曲だとずっと言い続けてきた、『The New Pornographers』の楽曲より『The Laws Have Changed』を紹介しようと思う。

タイトルを直訳すると…んあー…ほ、法律が変わった?…なのかな笑

このPVを見る限り、冒頭から登場している聖人らしき人間がメリケン美女(個人的には美女とも思えないが、まぁそういう立ち位置なのであろうと思われるからして、此処は大人の対応ってヤツだ笑)にコレまで自分を取り巻いていたものとは全く違った世界へと連れ出され、最初は戸惑いつつもいつしか自分からその世界へと飛び込んでいく様を描かれているみたいに思える。

つまり、『ほ、法律が変わった?』的なタイトルはそういう事を言っているのではないのだろうか。

コレで全く違っていたら本当に恥ずかしいとは思うが、何せ英語には全く暗い俺である。元より正解かどうかすら判断出来よう筈もなく、外人の友人が欲しいものだ笑

まぁアレだよね、一つの世界での規範たる『The Laws』も、また別の一つの世界では規範でも何でも無く、それは世界の数、つまり人の数ほどの価値観の中でそれぞれに存在しているもので、その規範は『自分の世界』を『取り巻く世界』によって如何様にも変えられてしまう可能性のあるものだし、また変わること、変えられることは決して悪い事でも無いんだよね。

…と。

歌詞の意味の分からない俺は、いつもそんな感じにこの曲を捉えているのである笑

どちらにしろ…結局の所でだ、歌詞がどうであれ、歌わんとしている事がどうであれ、この曲がこの曲であればもうそれだけで抜群に一等星な訳で、ぶっちゃけ俺は今も昔もそれだけで良いっちゃあ、良い笑
この縦揺れ上等!なグルーヴィでダンサブルなサウンドに、気だるげな男女のボーカル、『知らない知らなーい!兎に角今はハッピー♪』なんて細く長い先を見据えた持久力よりも、一瞬の瞬発力をとても大事に考えた至極享楽的なこのノリが、それこそ堪らなくツボなのである。

あ、『The New Pornographers』というバンドに関しては以前ムジクにて紹介した同バンドの『Electric Version』という曲を紹介した時に多少調べて書いているので、気になる方はそちらを参照…するよりもね、多分スパッとググッてwiki様を頼った方が間違いないと、俺はそう思う笑

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さて、それでは此処で恒例の、上野動物園をどんなルートで歩いてきたのかなチェーック!!(そんなコーナー初耳な上に明らかに今回が最終回。)

そんな訳でまずは青矢印、本日記事では此処までこの経路で歩いてきたのである。
そうして『池の端門』という名の出入り口より、上野動物園から出ようと思っていたのだが…。

俺『スンマセン、ここから出て上野駅までって、どうやって行ったらえいですろうか?』

受付『え?あ、はい?』

俺『ああ、スミマセン、此処から上野駅まではどうやって行くんでしょうか?』

受付『え?あ、はい?』(まさかの二度目!)

俺おこプンプン丸『いやだから、地図とか無いですか?』

受付『あ、スミマセン、あの地図はあるんですけど、あの、此処からはだいぶ遠くて…』

流石は殆ど人気の無い裏門の様な存在の受付だけはある、この全く我が意を"得ない"受け答えと言ったら!この窓際受付嬢が!
貴様なんてもんは解雇されてしま…いや解雇は可哀相だから生理不順に陥れ!陥ってしまえ!!陥ってしまうのかー!?(まて次回!…って知るか!やらすな!)

プンスカしながら地図に目をやる俺。

…ヤダー、何コレー、本当に遠いしー笑

さて、此処からは赤矢印、つまり折り返して今来た道を戻ることとなったのだが、それはそれで非常に面白くない。甚だ不愉快な展開である。
どうもコンニチワ、私がダイヤモンド不ユカイです。(大嘘)

そんな訳で、物は試しとばかりに『弁天門』という、また別の出口より上野恩賜公園へと戻る事に。
そうと決めれば長いも無用、アイアイやキツネザルを尻目に歩を進める。

しかし、それはそうとして今は何時なんだろう。もう正午になったのかな。そう言えばちょっと腹も空いてきたなぁ。
そんなことを考えながら、時刻を確認する為にスマホを取り出すと、其処には新着メールの文字。

送信主は、『ワンタン地獄 with 桃色吐息』。

…あー笑(メールを送っていたのをすっかり忘れてたぃ!的)