服を買う時、いつも思うんです。


『あ、このデザイン良いな。』『お、このデザイン好きだな。』と思える様な服がですね、自分に似合えばどんなに良い事だろうかと。そんな風にね、思うんです。

でもですね、残念ながら、少なくとも俺にとって『好きなデザインの服』と『自分に似合う服』は、大体の場合においてイコールでは無いんです。

勿論、どうせ銭を出すのなら自分の好きな服を買おうって思って敢えて購入した事もありました。でもね、それを着て姿見の前に立つとね、違うんですよ。何か違う。

好きなデザインの服が、好きじゃ無くなってるんです。そしてね、脱ぐとまた好きなデザインの服に戻るんです笑

此処が難しい所でしてね、末永く付き合っていける服って言うのは、やっぱり自分に似合ってる(と思える笑)服の方なんですよね。

まぁ、世の中にはその逆というか、自分の容姿(不細工と言う意味では無いよ、要は馬子にも衣装と言う意味です)省みずピリオドの向こうに突き抜けちゃってる人も結構居ますけれど笑、俺の場合はまず『自分に似合ってるな』って思える服じゃないと、やっぱり気持ち良くないんです。

そして、これは男女の付き合いにも言える事だな、と思うのですよ。
はい俺の真骨頂、この突飛な攻め口ね、相も変わらず良い塩梅です笑

容姿とか性格とか、そういうの含めてね、総合的に物凄く好きな女性が居たとして、しかしながら、例えば共通する趣味も無い、『これぞ良し』とする物事も全く違う、食べ物の好き嫌いも全く違うし、そもそも思考回路が著しくズレていたとしたら、それは無理して付き合ったとして…どうなのでしょうか?

例え両想いだとしても、お互い辛い想いを内に秘めつつ我慢し続けながら破滅へと突っ走るだけなのでは無いでしょうか。
好きだけど自分に似合わない服、でしか無いんですよね。服ならそれでも着続けられますが、こと男女の関係となると…これが中々難しい。

いや勿論、趣味や嗜好そして性格などが全く同じで有れば良い、と言う話でも無いんですけどね。
要は、凸と凹が上手く合致して□になる様な関係(?)なら、それは『自分に似合っている服』とも言える様な、つまりベストパートナーなんでしょう。

そうして、そもそも前段としてですよね、『良いな』と思える異性に対して、趣味や嗜好といったモノを知る切っ掛けすら無かった場合は、もうその時点で『縁が無い』わけなんですよね。
巡り合わせが悪かった、縁が無かった、そう言う事なんだと思います。

こちらから歩み寄った所でそういう話にもならない、上手くはぐらかされる、適当に猿回しの猿みたいに回されてる笑…これはね、もうまさしく、お話にならない訳です笑

此処に関しては、服と違って『試着する』なんて訳にもいけませんしね。

以上、8月24日の余談でした笑

それでは、これより8月3日分の楽曲を紹介致します。

Clinton/Welcome to Tokyo Otis Clay

今回は『Clinton』より『Welcome to Tokyo Otis Clay』です。

『Clinton』は、『CORNERSHOP』というユニットのメンバー『Tjinder Singh』と『Ben Ayres』が別名義で展開しているプロジェクトです。

俺には正直、この二つのユニットがどう違うのかはよく分からないのですが(敢えて言うなら、コーナーショップのボーカル無しverがクリントン?笑)、どちらにしろ、このシーケンサーを使用した安っぽくて軽いノリにシタールやタブラなどのカレー臭をプラスした何とも言えないディスコサウンドが堪らないんですよね。

深夜ラジオの『本来ならCMが流れる枠』で、良くこういう安っぽい(勿論、良い意味で)曲が流れてましてね、あの独特な…物凄く静かな夜半過ぎ、たまに犬の遠吠えや救急車のドップラー音などが聞こえてくるだけの閉じられた世界でね、ラジオ聴きながらひたすら絵を描き続けていた時の、あの『深夜の空気』を感じられるちょっと特別な曲でもあります。

しかし、この曲、タイトルはどういう意味なんでしょうか笑
コーナーショップ名義ではサマーソニックなどに出演した事もあるみたいなので、そういう繋がりでのこのタイトルなんですかねぇ。

ああ、それはそうと、コーナーショップ自体もかなり良いのでね、また別の機会に紹介したいと思います。