ちーす、毎度毎度。こないだT&Rにてルドルフの名前の由来について話したのですが、今日(7月28日)はその辺の逸話をちょっと書いてみましょうか。


えー、俺の実家では以前犬を飼っていましてね。
すぐ食い物に釣られたり、ちょっと間が抜けたりはしていましたが、まぁそれも愛嬌の範疇っちゃ範疇なね笑、雑種のオスです。

名前をルドルフ、お手、お座り、待て、ジャンプ、『ワン!(というと吼える)』を俺が仕込んだ可愛い愛犬でした。
しかしながら晩年は少し頭がおかしくなっちゃいまして、世話をする家族に掛かる負担や、余りに痛々しいその姿から、俺と親父は『安楽死』という選択肢も視野に入れて考える程でしてね。それはもう辛かったです。

妹たちの激しい反対もあり、結果的には保健所に連れて行かず最期を看取った訳ですが、今思えば、それで良かったのでしょう。
…いや、それも結局は俺らのエゴでしか無いのかも知れませんが、兎に角、幸せでは有ったんじゃないかなと…思いたい。

今だから言いますけど、そういった類の記事を独善にアップした時に或る投稿人が『最後まで看取ってやれよ』的な事を言ってくれてましてね。
いや、その時点での俺の判断ってのは本当に色々考えた上で出した結論でありましたので、今でも『アレは間違えだった』と掌を返したように考えたりはしてませんが、それでもね、仰る通り(死に目には会えていないものの)看取って良かったなとは思います。

此処を見てるかどうかは分かりませんが、その節は本当に有難う御座いました。

…忘れられませんよね。
アイツ、最後の方はかなりおかしくなっていましてね、俺や妹、おかんを見ても『それが誰か』すら分からなくなってたみたいなんですが、死ぬ前日の晩にね、ふと正気に戻りまして。

ただ座って夜空を見上げてるんですよ。綺麗な星空でしたね。
『おお、ルド。どいた?何か見えるか?』て声を掛けて頭を撫でてやったんですが、その時は元気だった頃の様に頭を自分から俺の手に擦り付けて来まして、そうしてヒュン…と少し鳴いて、また空を見上げるんです。

それから、次の日の朝、おかんが外は寒いだろうからって家の中に入れて付いていたらしいんですが、ふと気付くと、静かに冷たくなっていたそうです。

そうして今は、市内のペット霊園にて合祀されています。
妹が神奈川に移り住む時、アイツの好きだったビーフジャーキーもって一緒に墓参りに行ってきたんですが、その霊園の職員って言うのがまた本当に動物が好きな人ばかりでしてね、あそこなら安心してアイツの事も任せられるなって思いました笑

スミマセン、ルドルフという名前を名付ける時の笑い話を話すつもりだったのですが、何かおかしな方向に話題が言ってしまったので、一旦此処で話を切りたいと思います笑

とりあえず、7月17日分の楽曲の紹介を済ませますね。

BUMP OF CHICKEN/ダンデライオン

今回は1ムジク二度目の登場となる『BUMP OF CHICKEN』より、『ダンデライオン』です。
カントリー調のアッパーな掻き鳴らせギター!メロディに、ちょっとした物語の歌詞を乗せた、切なハッピー極まりない楽曲ですね。
この辺りは日本人独特の価値観なのでしょうか、その物語は『滅びの美学』と言える様な感じです。

個人的にバンプの楽曲では、前回紹介したラフメイカーや今回のダンデライオン、あとは『K』の様な曲が好みなんですよ。

歌詞の持つストーリー自体はベタな童話って感じなのですが笑、ボーカルを筆頭にその勢いのあるノリが、結構聴かせてくれると言うか。

たまにはこういう分かり易い曲も良いかなって思う訳です。

下品な欲が凝り固まったドロドロの澱みたいなモノに上っ面だけ化粧を施した様な臭くて汚い糞恋愛ソングよりはなんぼマシか分かりません。

別にルドルフの死んだ時の話をしたからこの曲を選曲したって訳でも無いんですけどね、はからずしもそういう体にはなっちゃいました笑