うう、何年かぶりの完全徹夜に今にも天に召されてしまいそうな俺ですが、きっと本当に死んだ場合は、天に召されると言うよりは地に臥して腐り落ち土へと還って終わりだと思います笑


毎度毎度、亮で御座います。
例によって昨日(7月12日)はT&Rってましたのでね、1ムジクの更新は休ませて頂きました笑

しかし、雨が凄いですねぇ。
昨日なんて松山の方では市街が浸水して随分と大変だったみたいですし、まぁ高知は其処までの被害は出ていないんですが、こう、堪らないです。
本当、毎年の事では有るんですけれどね、梅雨ムカつくわぁ。

そうして、その雨自体もムカつくんですが、それによるこの蒸し暑い感じ、コレも堪らない訳ですよね笑
これで梅雨が明ければもう夏な訳で…夏かぁ。

夏と言えばアレじゃありませんか?アレ。アレ…そう、アレ!

すなわち冷涼夕涼み怖い話SP!!

みたいな…や、まだちょっと時期が早いかなぁ、と思わないでも無いですけれどね笑

そういう類の話を此処で幾つか紹介しましてね、御覧の皆様にも背筋ひんやりキンタマQ(男限定)or排卵B(女限定)となって頂き、この蒸し夏い暑を乗り切って貰おうじゃあないか!
というね、一言で言うと巨大な下世話も甚だしい余談テーマにございます。

いや…スミマセン、排卵Bは俺としてもどうかとは思うのですが、ソッとしておいてあげて下さい笑

さて、早速ですが…皆さんはアレですか?
ぶっちゃけ、そういうの見えちゃったりする人ですか?笑

俺はですね、『おお、何かヤバい!』というのを漠然と感じたりする程度というか、実際に見たりってのは無いんですよねぇ。

俺の友人たちにも残念ながら『見えちゃってる人』が居ないもんで、いや、実は、此処で偉そうに怖い話SP!なんて高らかと宣言出来るほどネタのストックは無いのでございます笑

…無いのではございますが、そうすると話が此処で終わってしまいますのでね笑、そんな数少ないストックから何とか一つ絞り出してみましょう。

えー、高知にはですね、歴史民族資料館という高知の歴史にまつわる資料や品を展示している博物館が在ります。

其処には戦国時代の鎧や、長曾我部元親ゆかりの品なんか展示されており、歴史好きならそこそこは楽しめるんじゃないかなって場所です。

特に此処最近は戦国武将ブームらしく、長曾我部なんかはカプコンの戦国バサラやコーエー戦国無双ってなゲームでの『イケメン化』のお陰で、全国から歴女…っていうんですかね?そういう歴史好きな女性も見に来たりしてるそうです。

俺はいまだに行った事が無いんですけどね!笑

さて、俺のツレにシマちゃんというちょっと危ない感じ(ラーメン食いに行った帰りに『ちょっと一服しようぜ』とか言いながら、何も知らない俺を首吊り自殺の現場に連れて行った事は今でも許してねぇぞバカヤロウ!笑)の男がいるのですが、コレはそのシマちゃんが白アリ駆除の会社で働いていた時分の話です。

彼の勤める会社に、その歴史民俗資料館から『燻煙殺虫』の依頼が有りまして、シマちゃんと、彼の職場での先輩の二人で担当する事になったのですね。

その先輩っていうのが、その筋ではちょっと有名な『見え過ぎちゃう人』でして笑、余りにも見え過ぎちゃう為に逆に色々とその辺の対処方法なんかを勉強してた人なんですね。

シマちゃんはというと、そういうのには殆ど縁の無い、せいぜいで『ちょっと違和感を感じたりする』程度の男です。

そんな霊的凸凹コンビが歴史民俗資料館に向かった訳なのです。

この『燻煙殺虫』というモノはですね、その名の通り燻煙剤を使用して白アリなどの殺虫を行うモノで、その性質上、もちろん開館時には行う訳にはいけません。

そりゃ、だって開館時にそんな事しようもんなら、

シマちゃん『フハハ!見ろ!人がゴミの様だ!』

なんて状態になっちゃう恐れが有りますしね笑

イメージとしてはバルサンを想像して貰えれば…もっとも、バルサンより遥かにキツイ薬剤では有りますが笑

そこで二人は閉館後に資料館へと赴き、まずは煙が逃げない様にしっかりと目張りを行います。

貴重な資料もたくさん有りますから、処置が必要なスペース以外には煙が入らないよう、また最大限の殺虫効果を発揮させるため、扉や窓の隙間に目張りを行う訳です。

そうして殺虫剤を燻煙した後、所定の時間が過ぎるまで交代で仮眠したり、異常が無いかどうか定期的に裏の通路など(展示スペースを殺虫している為、そちら側には入れない)を点検して回ったりします。

シマちゃんは、その『点検時』に恐ろしい出来事に遭遇したのです。

館内はもう電源が落ちていたので、彼は懐中電灯を点けて廊下を歩いていたのですが、とある場所で『どうしても前に進めなく』なります。

後退は出来るのに、どうしても前に進めない。

"何かと対面している"感覚を覚え、暑くも無いのに汗が噴き出たそうです。

その先に行かないと点検は終わらない訳ですが、しかしながら、やはりどうしても前に進めない…それは『進みたくない』とは明らかに違う感覚で、シマちゃんの言葉を借りると『誰かが其処に居る為に物理的に進めない、と体や本能が感じている』ような状態だったそうです。

そうして、彼が為す術なく立ちすくんだまま、どれくらいの時が過ぎたのか…ふと、後ろから彼を呼ぶ声がしました。

その声の主は、シマちゃんがあんまりにも戻ってこないので様子を見に来た先輩であったのですが、その先輩が間髪おかずに彼にこう言うんですね。

『取り敢えず、そっちの奥は無理やから一度戻りや。』と。

それはかなり真剣な声色だったそうで、彼としては『何故、前に進むのが無理なのか』不思議にも思いましたが、その異常な状況も手伝い、何も聴かずただ頷いて、先輩と来た道を戻りました。

すると、その道すがらにふと、先輩が『前に進めんかったがやろ?』と聞いてきたそうなんです。

勿論シマちゃんは先輩がどういう人か既に知っていましたので笑、薄々『その理由』を察しながらも『はい。』と答えました。

案の定、先輩はこう続けたそうです。

『あそこ、鎧を着た武者が立っちょったで。隣に部屋が在ったの見たかえ?』と。

彼らは、その仕事から何処にどんな部屋があるのか予め確認していたのですが、確かにそうやって言われてみると、前に進めなくなった場所は『資料保管室』の前だったのです。

そうして燻煙処置も終わり、換気の為に目張りを取り除き窓や扉を開けて周りながら、先輩とその部屋を確認したところ…其処には、様々な書物や資料と共に、ひと振りの立派な刀が保管されていました。

結論から言うと、その武者がどのような存在で、そして、その刀と何かしら関連性があったのかどうかという事は、誰にも、その先輩にも分かりませんでした。

ただ、その先輩が言うには、別に悪意などは感じなかったそうです。

そして、何より悪意があったのなら『前に進めない』だけでは済まなかっただろう、とも笑

思念や想いは場所や物に記憶されていき、ふとした拍子にそうやって顕れるのかも知れません。俺たちには見えていないだけでね。

…因みに、シマちゃんなんですが、生きていれば多分ユズ農家をしている筈です笑

彼は俺の家から歩いて10分くらいの所に住んでいるのですが、此処数年の間、全く連絡も取ってません。

ま、必要も無いのにただベタベタと慣れ合うだけってのは個人的に最も唾棄すべきモノ(てか、気色悪い)でもありますし、男の友情ってのは得てしてそういうものなんだと思います笑

はい!そういう訳でね、取り敢えず今回はこの辺にしておきましょうか。
次回は俺の実体験を書いてみます…いや、まぁ、大した事は無い体験なんですけどね笑

それでは、7月3日分の楽曲紹介に移ります。

Swarm's Arm/Everyday I Think & Breathing Song

これは俺が常々『好きだ』と公言憚らない、あくまで良い意味でのローファイ"宅録"ギターポップス・バンド『swarm’s arm』より、『Everyday I Think & Breathing Song』です。

はてなキーワードでは『塩谷祐策』と『小林愛』の2ピースみたいな紹介となっておりますが、俺が彼らと出合った頃は、これも俺が常々『好きだ』と公言憚らない『Spangle call Lille line』の『笹原清明』が所属していたんですよね。

で、挙句にその三人が共にギターでボーカルという、まぁ何と言うか、大変に異色極まりないバンドだったのです笑

宅録系スリーギターでこのローファイ感、堪りません。

そうして、その後に前述した2ピースとなり、現在は其処にサンプラーとドラムスが加わって四人編成に…なっているんでしょうか?良く解りませんが、2007年にリリースされたアルバム盤『3285D』では、何かそんな風に紹介されてました笑

因みに、『小林愛』は『toddle』でも活動しています。

この『Everyday I Think & Breathing Song』は、兎に角この『街角の雑踏の中で演っている』ようなノイズガリガリなエフェクトに軽くてリズミカルなギターとドラム、男女の脱力系デュオボーカルが上手く融和した、俺の中ではスワームスの代表曲と言っても過言では無い曲です。

これは『VROOM SOUND』よりリリースされたコンピ盤『Pop In Clap』に収録されていましてね、この曲の為だけに購入しました笑

先にも述べた『3285D』というアルバムにはこの曲のセルフ・リミックスverが収録されているのですが、今回はそちらでは無くオリジナルの方を紹介しています。

リミックスの方も悪くは無いのですが、ただ、あまり良くない意味で『精錬されてしまった』感が強い為、俺の中ではちょっと物足りなかったりもするんですよねぇ。