6月よ!私は帰って来た!!!


いや、帰って来たというか、1ムジクとしては初めましてなんですけどね笑

そんなこんなで、ようやく6月に6月の楽曲を紹介出来るようになりました。一見さんには何のこっちゃかな書き方ですけど笑

というわけで、本日(6月8日)・その2です。

俺は見ての通り、嫌なモノは嫌、好きなモノは好きと、例えその『対象』に対する他人の好みがどうであれはっきり言っていきたい人なんですが、最近常々思うんですよね。

そういう時にネットって不便だなって。

モノは言い様、とも言います通り、リアルでは身振り手振りや表情、声のトーン何かで、他人が好きなモノに対して『俺はダメです』と言うにしても、柔らかく伝えられる自信が有るんですよ。

そもそも、そういう仕事してますし、何より伊達に30余年生きて来てませんからね笑

でも、ネットだとそこが難しい。
ツールとして利用できるのが『言い回し』だけなんですよ。

かといって、好きじゃないモノを好きとは言えないし、そこに敢えて言及しないとなるとT&Rみたいなものは全然面白くない物になり下がってしまう笑

そもそもですよね、他人と自分の好き嫌いが違うのは当たり前じゃないですか。その中で好き同士なら大いに盛り上がれば良いし、自分が好きなモノを相手が嫌いなら『そういうもんなんよね』で済ませば良いと思うんです。

人間関係なんてモノは『答え合わせ』してる訳じゃないんですから、ホラ、もっと自由に、楽に行こうぜってね。
貴方の好きも嫌いも、俺の好きも嫌いも、それぞれがそれぞれに正解で良いじゃないですか。

勿論、水と油が無理に混ざり合う必要もないんですし。
何より、無理に混ざり合わなくたって上手くやっていく事は出来るとも思います。変に距離を取らなくてもね。

そういう感じでそれぞれが居れば、この不便なネットの世界でも、もう少し簡単に利用できるんだけどなぁって、最近良く思うんですよ。

無論、そうは言っても俺って根っからの皮肉屋なもんですから、自分の嫌なモノに対して毒も結構吐きますので、その部分で気分を害される方が居るとしたら、いや、きっと居ると思いますが笑、そこに関しては、もうスミマセンとしか言いようが無いので、此処で一旦、頭を下げておきます。

スミマセンでした笑

しかし、それはそれとして、裏を返せば皮肉屋毒吐きも俺のカラーで有りますので今後もこんな感じで邁進していきますよ。
邁進していくからこそのスミマセンですよっと、まぁこんな感じで御座います笑

はい、余談は此処まで!また来て四角!

今回紹介する6月1日分の楽曲はこちらとなっております。

Tatsuya Oe/Sylvan Rot

Tatsuya Oe』名義の楽曲で、『Sylvan Rot』です。
OE名義では1stとなるアルバム『Here and You』に収録されている曲ですね。

俺は『CAPTAIN FUNK』名義の楽曲『Losin' My Way(PV込み)』で一発K.O.されたのですが、正直、2002年にリリースされたこのアルバム以降は、イマイチ『んん?』という感じでして、購入するには至っておりません。

勿論、嫌いでは無いのですけれど、何と言うか、量産型ザクみたいな、その…笑

逆に、この曲は本当に好きですね。

明るくて少し滑稽で、でも何処となく壊れた感じと言うか。

イメージ的には、


例えば。

ロボットが普通に社会の中で活動している様な文明レベルで地球が滅んでしまって、その中で『砂漠の中から鉄くずを拾い出す為だけに造られたロボット』が一機だけ破壊を免れたんです。

他にはもう何も、少なくとも知的生命体は存在していないし、そもそも地球が滅ぶ前に存在していた生物は現状満足な活動すら出来ないような環境になってしまったのです。

しかし、彼は、仮に彼としますが、彼は、生身では無いロボットだからこそ活動も出来る訳です。

そして、もう何の意味も持たない『砂漠の中で鉄くずを拾い出す』作業を、ただひたすらに繰り返し続けている訳です。

目的が目的なだけに、単純なプログラム…そう例えば、『鉄くずを探す為に音波を出し』、『鉄くずを発見すれば目的地までひたすら進み』、『そうして鉄くずを掘り起こしては、また来た道を戻って所定の場所に置く』、そんなプログラムしか入力されていない。

しかし、文明が滅んでしまった地球は、砂と海と空と文明の残骸しかない訳で、生き残ってしまった彼にとっては、もう嫌になるほど仕事が山積みな訳です。
悲しい事に、彼には『嫌になる』というプログラムすら搭載されていないのですが。

毎日、毎日、雨も風もモノともせずに、強く照りつける太陽の光も、冷たく輝く月の光も全く関係無しに、ただひたすら同じ動作を、何年も、何十年も、何百年も、ただひたすらに繰り返し続けているのです。

何も思わない、何も感じない、ただ壊れるまで彼は動き続けます。
自分自身が鉄くずになるまで、ただひたすらに。

その姿を、もしも別の知的生命体が見たらどう思うのでしょうか。
滑稽に思うのでしょうか。
健気に思うのでしょうか。

でも、そんな疑問は無意味なのです。
其処には誰も、居ないのですから。


…んー、そんな感じですかね笑
有機の行き着く先は無機、そんなイメージです。